３３- 昔々あるところに ページ20
貴方side
「俺、お前のこと、好きなんだよ…」
「うそ……本当？」
「あぁ。もし良かったら、俺と付き合ってくれ」
「ありがとう…私も好き…！」
(( ﾋﾟｯ
『………はあァァァァァ…』
机に肘をついて頭を抱え、思いっきり深い溜め息を溢す。
テレビで恋愛ドラマを観てただけなのに……何なんだよこの甘々なシーン。いちご牛乳かよ。
『いいなァ、私もこんな恋愛したい…』
私なんてさァ、松陽と両思いだったのに、最後の最後まで正式な告白？とかされなかったし。
今考えれば、あの人ももったいぶるよねェ…
.
なんてくだらないことを考えていると、背後からイケメンボイスが聞こえた。
轟「A、今恋してねぇのか」
え、えェ…急に来て急にそんなこと言う…？
『いや、まぁ…してないっちゃしてないかな』
そう言うと、轟は少し残念そうな表情を浮かべた。
えェ…
『…そういう轟は、私のこと好きなんだよね？』
おいちょっと待て、確かに告白されたけど自分で言うのって思ったより結構恥ずかしいぞ。
なにこの気持ち。胸のところが熱いんだけど。え？なに？ときめいてんの？気色悪いんだよ！！しっかりしろ吉田A！！(ヤケ)
そんなことで頭がいっぱいになっている私のことを置いて、轟は口を開いた。
轟「あぁ、好きだ」
あ、よかった。なんか一瞬で安心したよ。()
……ていうか、
『…よく好きになれたね、私みたいな奴のこと』
そう言うと、轟は珍しく目付きをキツくさせた。
轟「お前みたいな奴じゃない。…俺は、お前だから好きになったんだ」
その言葉に、私は心底驚いた。
轟「強いけど、優しくて愛らしい。俺に蕎麦を奢ってくれるお前だから、」
『あれ？何今の。今すっごく変なこと言ったよね？』
轟「俺はお前の全てに惚れたんだ」
だから、もうそんなこと言わないでくれ。
強い眼差しで、轟はそう言った。
うん、もう言わないよ。蕎麦奢ってくれるところ好きになったとか、それもうただのカモだもん。轟の財布だもん。そんなん聞いたらもう言えねェよ。
轟「……俺は絶対、お前を惚れさせてみせる」
それだけ言い残して、轟は去って行った。
え、えェ…
.
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ちらちゃん(プロフ) - al8056さん» 終わったことはもう、ね…() 読者の皆様、お許しを☆(( (2021年1月14日 6時) (
レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - ちらちゃんさん» まぁ、もう変えれませんしね！気にしなーい気にしなーい←← (2021年1月14日 6時) (レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - al8056さん» 最初そんな感じで書いてましたよね！！私も後から書いてて気づいたんです笑 こうなったら、護衛の仕事を持たされた仮生徒ってことにしときましょう。うん。都合いいなオイ((ごめんなさい (2021年1月14日 5時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - あれ？ちょっと思ったんですけど夢主って正式な生徒じゃ……(((殴←(色々とやばくなりそうだからここでやめときまする←) (2021年1月14日 4時) (レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - ミミさん» ありがとうございます(> <) ボード確認しときまーす！ (2020年5月22日 14時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん | 作成日時：2018年11月3日 23時
