侍ちゃん ３【銀魂】【ヒロアカ】

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Not side




アルタナの完全体になった彼女は研究室から出ると、真っ先に両親の元へ連れて行かれた。








だが、彼女の気持ちは行きたくない、会いたくないの一心だった。


















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「強くなったのね！さすが私の子だわ！」









今まで自分の子供だと認めてくれなかった母が、気持ち悪いほど褒めてきた。






「“人間”は強くなければ生きていけないからな」




自分をただのサンドバッグとして扱っていた父が、荒々しくも自分の頭を撫でてきた。


















嫌気がさした。






そして、同時に殺意が湧いた。












対処法を考える前に、体が動いてしまった。

































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辺りは一瞬で血の海と化し、足元には両親だったモノが転がっている。










殴っただけで死んでしまった。






夜兎の血を継いでいるのに加え、アルタナの力を手に入れてしまったのだ。




チート級の強さだと言っても過言じゃないだろう。


















私が弱い？




そんなことはない。あるはずがない。










私は強い。






弱いなんて、そんなこと、あってはいけないんだ。












私はコイツらとは違う。





私は“人間”じゃない。
















『…ばいばい。
お母サン、お父サン』







転がった首を蹴飛ばし、彼女は家だった場所を出た。



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