・ ページ3
貴方side
『このクソたわしが！！よくも私のキューティクルな髪を爆破してくれたな！！』
爆豪「テメェが俺のバナナをたわしなんて言うのが悪ぃんだろ！！」
『知らねェよ、爆豪のバナナなんか！！』
爆豪「俺は知ってんだよ！！」
『そりゃ当たり前だろーが！！』
昼寝から目覚めると、何故か保健室のベッドにいた私。
教室で寝てたのに何故？
という疑問を近くにいた爆豪に聞いたら、突然バナナのことで怒鳴られた。バナナってなに。
爆豪「とにかくだ！！今度俺の前で寝てみろ、命はねぇからな！！」
『こっちのセリフだよ、バァーカ！！』
べーっと舌を出しながら、爆豪を保健室から追い出す。
.
ドサッとベッドに体を預け、真っ白な天井を見つめる。
『はァ……』
溜め息を着いたのと同時に、ガラガラと扉が開く音がした。
また爆豪か？と、収まったばかりの怒りが再び沸騰し出す。
シャーッとカーテンが開けられた。
轟「よう」
赤と白のおめでたい頭をした男。轟だった。
轟「体の方はどうだ？」
『大丈夫だけど、爆豪と喧嘩してるから精神の方が痛い』
轟「…そうか」
その返事を最後に、轟は顔を伏せて黙り込んだ。
…………え、なに。
私そんなに気にするようなこと言った？そこまで落ち込むことようなこと言ったっけ。
あまりに顔を上げないので、心配になり、私は轟に手を伸ばした。
するとその瞬間、バッと勢い良く顔が上がった。
『ちょっ、なに！？』
問いかけても、返事はない。
というか、ずっとこっちを見ているだけだ。
『……あの、とどろ「A、」…？』
綺麗なオッドアイに、思わず吸い込まれる。
轟「………好きだ」
その顔は、どこか総悟と似ていた。
苦しそうな、悲しそうな表情。
私のよく知っている顔だ。
『……なんか、ごめん』
私の言葉の後に、轟の唾を飲む音が聞こえた。
轟「……いや、俺の方こそ悪ぃ。こんな状態なのに、困らせるような事言った」
『え、いや、それは別にいいけど…』
轟「お詫びに蕎麦奢ってくれ」
『なんで私が悪いことになってんだよ』
告白とかよりも、轟の天然さに恐ろしさを感じた。
.
２７- 轟ファミリーとお買い物→←２６- バナナツインテール
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1309人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちらちゃん(プロフ) - al8056さん» 終わったことはもう、ね…() 読者の皆様、お許しを☆(( (2021年1月14日 6時) (
レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - ちらちゃんさん» まぁ、もう変えれませんしね！気にしなーい気にしなーい←← (2021年1月14日 6時) (レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - al8056さん» 最初そんな感じで書いてましたよね！！私も後から書いてて気づいたんです笑 こうなったら、護衛の仕事を持たされた仮生徒ってことにしときましょう。うん。都合いいなオイ((ごめんなさい (2021年1月14日 5時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - あれ？ちょっと思ったんですけど夢主って正式な生徒じゃ……(((殴←(色々とやばくなりそうだからここでやめときまする←) (2021年1月14日 4時) (レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - ミミさん» ありがとうございます(> <) ボード確認しときまーす！ (2020年5月22日 14時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちらちゃん | 作成日時：2018年11月3日 23時
