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貴方side
＿＿＿＿＿＿＿翌朝。
私は4時に起床し、昨日とは違う着物に着替えた。
さすがの私でも、人様の家で剣を振るうのは気が引ける。
新八から貰ったエプロンを着て、台所へ移動した。
·
『結局、寝落ちしてんじゃねェか』
机に突っ伏して眠っている相澤。
風邪引かれて移されるのも嫌だしな……
私は近くにあった毛布を投げつけ、大きな冷蔵庫を開けた。
魚、野菜…
……よし、和食にしよ。
私はいつも通り、朝食作りに取り掛かった。
·
·
相澤「……ん…」
色の濃い野菜を炒めていると、背後から低い声が聞こえてきた。
もう5時だし、起きたかな。
相澤「……何してんだ…」
『おはよう相澤。寝顔面白かったよ』
炒め終わった野菜を皿に移し、朝食を机に運んだ。
『なにボーっとしてんの。早く顔洗ってこい』
相澤「んー…」
急かすように相澤を立たせ、洗面所に向かわせた。
·
·
『どうだ、うまいだろ』
相澤「………うまい」
机の向こうにいる相澤の顔を見て、私は密かに安堵の息を出した。
·
相澤「そろそろ6時か…」
『えー、もう行くの？』
食べ終わった食器を洗っていると、そんなことを言い出した。
相澤「まだ向こうでもすることがあるしな」
『なんだよ、お前暇人じゃねェのかよ』
相澤「お前と違って忙しいんでな」
『あァん？私だって毎日忙しいわ』
相澤「どうだか」
『んだとゴラ、やんのかミイラ野郎』
他愛もない会話をしているうちに、流しにあった食器は無くなっていた。
『やっと終わった〜…』
相澤「おつかれ。てことで行くぞ」
壁に立て掛けていた刀を腰に刺し、
携帯と番傘を手に持つ。
相澤「忘れ物は、」
『あるわけねェでしょ』
扉を開けた先には、大っ嫌いな朝日が昇っていた。
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フルーチェ侍 - 500票目ゲットだぜ！面白かったです！続編見てきます！ (2022年9月5日 21時) (
レス) @page50 id: 529ebb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - アキ猫さん 同感！！ 読んだときすごいしっくり来た。 (2020年9月6日 16時) (レス) id: 078bed45a6 (このIDを非表示/違反報告)
アキ猫(プロフ) - 所々セリフが文ストで俺歓喜 (2019年1月13日 17時) (レス) id: 863df592fc (このIDを非表示/違反報告)
ｳﾂｹ(プロフ) - もう沖田落ちにしてレベルで風邪の時の総悟好きすぎてつらい。まだ全部読んでないで風邪まだ読んでコメントする私もどうかと思うけどッ！ (2018年11月17日 4時) (レス) id: 322a6d655f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧雪(プロフ) - ちらちゃんさん» 私の話のリクエストってありますか………？ここで言うのもなんなんですが……。 (2018年9月30日 13時) (レス) id: a1c799e4f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん x他2人 | 作成日時：2018年9月11日 22時
