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貴方side
私の作戦は見事失敗に終わり、なんと相澤に部屋まで連行された。
相澤「もう出ようなんて考えるんじゃないぞ」
『わかったよ、セクハラ教師』
相澤「冗談抜きで触ってやろうか」
『ねェ君ほんとにヒーロー？』
相澤は盛大な溜め息をついて、部屋を出ていった。
いや溜め息つきたいのはこっちだよ。
なんてことを思いながら、ゴロンと床に寝そべる。
.
突然、部屋にノック音が響いた。
『ビビったァ……なんですかー入ってますよー』
蛙吹「Aちゃん、ご飯よ。それと、ここはトイレじゃないわ」
どうやら、扉の向こうにいるのは蛙吹サンらしい。
私は部屋から出て、蛙吹サンと並んで廊下を歩く。
蛙吹「私、思ったことは何でも言っちゃうの」
『？ うん』
蛙吹「Aちゃん、
……貴方、本当に人間？」
痛いところを突かれた。
…まァ、そう思うのも無理ない。
USJで脳無と戦ったとき、あんな姿を見られたんだ。逆に人間だと疑わない方がおかしいだろう。
でも、人間じゃないって言ったところで信じてもらえるか？
答えはNo。
言ったところで意味は無い。
無意味なことだ。
『……想像に任せるよ。まァぶっちゃけ、私も自分が何なのか分かんないし』
自分が何なのか分からないというか、この世界での自分の立ち位置が分からない。
アルタナがいないのはもちろん、夜兎なんて種族もない。侍だっていないんだ。
じゃあ、私は何なんだってなるじゃん？
.
私の返答に対し、蛙吹サンは何故か笑みを浮かべた。
蛙吹「いつか、ちゃんと話してくれるのを待ってるわ」
『…ありがと、蛙吹サン』
蛙吹「ケロ、梅雨ちゃんと呼んで」
『え、あ……梅雨、チャン』
慣れない呼び方に少し戸惑ったが、あす……梅雨チャンは満足そうな顔だ。
………まァ、いっか。
.
気づくと、いつの間にか共有スペースに着いていた。
轟「おぉ、チャイナか…」
峰田「うっひょぉぉぉぉ！！ここのアングル最高だぜぇ…！！」
上鳴「A！！もっと動け！！」
変態たちの言葉を無視しながら、私はご飯に手をつけた。
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フルーチェ侍 - 500票目ゲットだぜ！面白かったです！続編見てきます！ (2022年9月5日 21時) (
レス) @page50 id: 529ebb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - アキ猫さん 同感！！ 読んだときすごいしっくり来た。 (2020年9月6日 16時) (レス) id: 078bed45a6 (このIDを非表示/違反報告)
アキ猫(プロフ) - 所々セリフが文ストで俺歓喜 (2019年1月13日 17時) (レス) id: 863df592fc (このIDを非表示/違反報告)
ｳﾂｹ(プロフ) - もう沖田落ちにしてレベルで風邪の時の総悟好きすぎてつらい。まだ全部読んでないで風邪まだ読んでコメントする私もどうかと思うけどッ！ (2018年11月17日 4時) (レス) id: 322a6d655f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧雪(プロフ) - ちらちゃんさん» 私の話のリクエストってありますか………？ここで言うのもなんなんですが……。 (2018年9月30日 13時) (レス) id: a1c799e4f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん x他2人 | 作成日時：2018年9月11日 22時
