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貴方side
爆豪「Aっ！！」
轟「嘘、だろっ…！！」
零れ落ちる赤。
好きだ。
この色。
味。
匂い。
感覚。
貫通していた脳無の腕を、奴の体から引きちぎった。
『…超回復、だっけ？
悪ィね。その能力……
…私も、持ってんだよ』
そう言って、みるみるうちに塞がれていく穴。
まだ完全には塞がっていないが、モタモタしてる暇はない。
.
桂「A！！あとはそのバケモノとコイツだけだ！！」
銀時「いや、このモヤの野郎も倒さねぇと…！！」
脳無を意識したまま、2人の方へ目を向ける。
手の男とモヤか……
向こうは2人に任せて、私はコイツを倒すことに集中しよう。
.
私の体も脳無の体も、もう完全に再生している。
『秒で倒してやるよ、脳みそ野郎』
私は思いっきり地面を蹴り、軽々しく飛んだ。
そして、脳無に向かった刀を大きく振りかざす。
刀は体にめり込み、脳無を真っ二つに斬った。
『……はい、おしまい』
完全に動かなくなった脳無を横目に、私はボソッと呟いた。
.
死柄木「脳無が、やられたっ…！？」
黒霧「死柄木弔、今回は撤収です！！」
主犯とモヤの声が聞こえた。
死柄木「Aとか言ったな……
必ず、お前を手に入れる…！！」
その言葉を最後に、手の男たちはモヤに包まれて消えていった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
銀時「……A、」
ボーッと足元を見つめていると、頭の方から声がした。
銀時「お前はちゃんと護れたさ。だから…」
銀時の言葉が右から左に流れていく。
.
また好きだと思った。
赤黒く鮮やかな色。
口の中に広がる血の味。
鼻を刺激する鉄の匂い。
刺されたときの何とも言えない快感。
それに依存していた私を
折角、松陽が救ってくれたのに。
.
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フルーチェ侍 - 500票目ゲットだぜ！面白かったです！続編見てきます！ (2022年9月5日 21時) (
レス) @page50 id: 529ebb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - アキ猫さん 同感！！ 読んだときすごいしっくり来た。 (2020年9月6日 16時) (レス) id: 078bed45a6 (このIDを非表示/違反報告)
アキ猫(プロフ) - 所々セリフが文ストで俺歓喜 (2019年1月13日 17時) (レス) id: 863df592fc (このIDを非表示/違反報告)
ｳﾂｹ(プロフ) - もう沖田落ちにしてレベルで風邪の時の総悟好きすぎてつらい。まだ全部読んでないで風邪まだ読んでコメントする私もどうかと思うけどッ！ (2018年11月17日 4時) (レス) id: 322a6d655f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧雪(プロフ) - ちらちゃんさん» 私の話のリクエストってありますか………？ここで言うのもなんなんですが……。 (2018年9月30日 13時) (レス) id: a1c799e4f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん x他2人 | 作成日時：2018年9月11日 22時
