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少年は、悩みの内容を教えてはくれなかった。

少女は、彼の隣、肩が触れあうくらい近くに座った。

そして、一緒に空を眺めた。

門限が近づき、屋敷に帰ってからも、少女の胸は高鳴っていた。

夢にまで、少年の美しい眼差しや、布越しの僅かな温かさや、一定の速度で鳴る心臓の音や――今日初めて知った彼の、知っている全てが現れた。

彼のことを思い出す度の、胸が高鳴ってきゅっと締め付けられるような初めての感覚に、少女は初恋を自覚した。

ら→←ん



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作者名:朝霧透花 | 作成日時:2017年6月25日 14時

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