両面宿儺と女子高生の日常！2【呪術廻戦】

説教1 ページ10

生得領域にて宿儺と対面する。

肌がピリッとして普段よりずっと強く威圧感を感じる。


もしかして…怒ってる？



「そこに座れ」

宿儺の声が空気を震わす。


思わず正座した。

『怒ってる…？』

「なぜ俺が怒っているかわからないか？」

うん、と言っても良いものなのかわからないが正直に話す。


「貴様、俺の制止を無視しただろう」


＿＿＿＿＿「A、動くな生得領域では無い。死んだらおしまいだ」



あ〜、そうだった。


『はい』

「わざわざ俺が小僧に交渉して貴様を抑えてやったのだぞ？何か言う事は？」

『…ありがとう、ございます』


宿儺が脚を組んで頬杖をつく。

「ふむ。素直だな。
戦う時はゆめゆめ忘れるなよ。そこが生得領域なのか現実なのか。

貴様が死ぬのは一向に構わんが、今は俺の体でもあるのだ。指を2本保有しておいて勝手はやめてもらうぞ」

『はい。ごめんなさい』

Aが目を伏せた。


そこで空気が緩んだ。


「俺にも非はあるがな。Aが死に慣れてしまったのは俺が殺していたからだろう。だからといってあの戦い方は感心せんが」

宿儺が自分の非を認めるとかそんな感覚あったんだな。と感心する。

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