両面宿儺と女子高生の日常！2【呪術廻戦】

三つ子のバレンタイン7 ページ37

「お前が他の女とキスしているのを見られたのが原因だろう？」

「は、なんで知って…」

「情報などどこからでも入ってくる。貴様の嫉妬して欲しいという幼稚で愚劣な感情が招いた結果よ。

その様ではAが傷つくのは目に見えている。退け」


「うるさいな！俺は俺の好きにやらせてもらう！」

永瀬の左頬に拳がヒットする。


「は、いっっって、」

尻餅をついた永瀬の髪を掴み上を向かせる。


「なぁ、永瀬。俺は今まで優しくしてやったのに。退き際を見誤ったな」

ケヒッ、とひとつ笑い声が聞こえた。


そうだった。こいつは喧嘩強いんだった。



「わかった！わかったよ！Aは諦める！」

その言葉に髪を離される。

それはもう興味を失ったと言わんばかりに逸らされる。

宿儺は背を向けていた。



世の兄はあんなものなのだろうか。おおよそ妹に対し向ける感情だろうか。



「シスコンかよ、気持ち悪ぃ」

口からついて出た言葉。負け惜しみも半分。


狂気を宿した瞳が永瀬を捕らえた。








『なんか最近永瀬君そっけないっていうか、避けられてる気がする？愛想尽かされちゃったかな〜』

「1ヶ月で愛想をつかす奴などほっとけ」

『宿儺は女の子尽きた？』

「まだだな。そろそろ貴様らが覗き見をした女だぞ」

『マジでそのうち刺されるよ』

「はっ！俺が？あり得ん」


たしかに。宿儺はあれだけ遊んであまり後腐れがない。別れ方がプロ級に上手いのだろう。



そのテクニック、ぜひ教えてほしい。



結局ホワイトデーまでに関わりがあまりなくて振ったけれど相手も別に残念そうでもなかったため、タイミング合わなかったかな、とスルーした。



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三つ子パロ宿儺は妹のセコムであって欲しい。

愛情なのか支配欲なのか、所有欲かわからないけど妹は絶対誰にも渡さない。

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