両面宿儺と女子高生の日常！2【呪術廻戦】

三つ子のバレンタイン4 ページ34

「ねぇ、俺今日一緒に帰って良い？」

『いいよ。今日絶対みんな帰り遅いもん』

「？」

『あー、いつも私誰かと一緒に帰ってるけど今日2人とも告白とかチョコのやり取りで遅い筈だから一緒に帰る人いないし。

…部活行ってくる。7時に終わるからそれまで待ってる？』

「待つ」

力強く言い切った永瀬。


『そう。じゃあね』

「頑張って」

なんか良いな。こういうの。



部活に戻ると筋トレの最中。

先輩にめちゃくちゃに質問責めされてワイワイ盛り上がりながら筋トレを進める。

そして先生が来て部活を再開する。


部活が終わって永瀬の教室に向かい合流しているとLI◯Eの音が鳴る。

宿儺から「遅くなるからご飯当番を代われ」という内容。


『…やっぱり私用事できちゃった。買い物して行かないと』

「俺、付き合うよ。一緒に行こう」

『ん〜、良いの？』

「うん」


近くのスーパーに行ってカレールー(辛口)とカレーに入れるじゃがいもなどを買っておく。

「Aの作ったカレー食べてみたいな」

『…今度食べる？』

「いいの⁉…それって家に行くって事？」

『…いや〜、やっぱりやめよ。みんないるし』

「じゃあ、そのうちね」


そんな約束をした。


「遅い」

宿儺がスマホを弄りながら途中の公園の入り口に立っていた。


『あれ、思ったより早いね』

「以外にもな。聞き分けの良い奴が多かった」

『あっそお』

「永瀬お前も帰れ。俺が一緒に帰るからな」

宿儺がAの肩に手を回して追い払うように手を振る。


「…わかった。じゃあね、A」

『うん。またねー』

荷物を持っていない方の手を振る。


なんでそんな微妙な顔してんの？永瀬君。


隣で宿儺が中指立てている事は知らないA。


帰って、カレーを作っていると紙袋を1つ持ってきた。

『あ、入れる？』

「ああ」

そう言って誰かもらったかわからないチョコを入れていった。


『悠仁入れるかなぁ』

「あいつは入れないだろ」

『だよね。こんな最低な事するの宿儺だけだから』

「この数を食い切れると思ってるのか？」

『…無理』

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