両面宿儺と女子高生の日常！2【呪術廻戦】

三つ子のバレンタイン2 ページ32

「A〜、チョコちょーだい」

クラスの男子に声をかけられる。


『いーよ』

ファミリーパックのパイ◯実を渡す。


「なんだよ、手作りじゃねーの？」

『そっちがくれたらあげる』

「難易度たけー」

『女子はみんな苦しんでるのよ。わかったか』

「はいはい」


同じクラスの悠仁はいろんな女子から貰ったり、男子に羨ましがられている。

別クラスの宿儺は呼び出しもされているようだ。何回か女子とどこかに行くところを見かけた。



部活の時間になり、部活メンバーでチョコ交換をする。

クッキーやトリュフなどチョコレート類が沢山手元にやってきてニコニコしながら紙袋にしまった。

そして部活が始まり、今日は呼び出し無いと思いきや、部活で筋トレをするために体育館から階段近く廊下に移動していた時。


「虎杖さん。今良いですか」

眼鏡をかけたサッカー部の人。宿儺と同じクラスだった気がする。たぶん廊下を歩いているところを見て声をかけてくれたみたいだけど。


『え、でも、今部活中だから今度でも良いかな？』


「えー！」
「どうしたの？」
「告白じゃない⁉」
「「きゃー！！」」

部活の先輩が大盛り上がりしてしまった。


『もー、そんなんじゃないですって！』


「行って来なよ」

『えっ？』

「大丈夫大丈夫」
「筋トレくらいサボっても」
「先生には言っておくから」


ノリ軽っ！



「えーっと、じゃあ…校舎裏に行こう」

『うん』

校舎裏は校舎からも外からも見えない場所があり、この学校の告白スポットと言えばここ！という様な場所だった。

ということは告白なのかなぁ。



少し緊張しながらついて行くと相手が立ち止まる。

『？ どうしたの…』

視線を追っていくと1組の男女がいた。


「前に話した時からずっと好きでした。つ、付き合ってください！」

顔を真っ赤にして話す女の子。


相手は誰だ？と物陰から少し顔を出すと。

宿儺⁉
うわー、マジか。どういうタイミング⁉女の子見る目無いな。あいつが本気になるわけないし、ちょっと女の扱い上手いだけだよ！

心の中で散々貶しておく。

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