寝顔、三つ子パロ ページ20
夜8時、今日はAが家事当番のため食器を洗い終わり、台所から居間に移動するとソファーの上で寝る宿儺。
悠仁は宿儺の隣でテレビを観ていた。
『宿儺寝ちゃった?』
「ん?ほんとだ」
『私お風呂入ってくる』
「おー」
お風呂を上がり、悠仁が交代でお風呂に向かった。
眉間に皺を寄せながら眠る宿儺を見て、皺を伸ばすように触れた。
「ん…」
小さく呻いたが、依然として起きない。
『どーしよ』
今は冬だし、ここで寝るのはさすがに風邪をひくだろう。
悠仁が風呂上がりに牛乳を持ってソファに座った。
『宿儺起きないけどどうする?』
「明日ちょっと早く起こして、風呂はその後でいいんじゃない?コイツ眠り浅いから寝れる時に寝かしてやりたいし」
悠仁がゴクっと牛乳を飲む。
『だよねー、あ、牛乳ちょうだい』
コップを持ってきて注いでもらう。
『でも流石に寒くない?布団で寝せようよ』
「運んでる途中起きないかな。でも風邪の方駄目だよな」
「『…』」
『はい!私朝早く起きて宿儺を起こします』
「反対です!俺が早く起きます」
なぜこんな事になったかというと、宿儺の眠りの浅さで部屋まで運ぶとなると、どうしても起きてしまう可能性が高く、起こした瞬間殴られる未来が見えているからである。
「やっぱここは」『じゃんけんですか』
運命の分かれ道。
白熱の末に勝ったのは………!
「よっしゃーーー!」
『いやー、マジか』
悠仁でした。
2人が寝るタイミングで宿儺も上に連れて行く事にした。
『重いんだよな〜』
文句を言いながら抱き抱える。
『悠仁、せめて扉だけ手伝って』
「はーい」
階段を登り、ゆっくり振動を与えないように歩く。
1回廊下の壁に宿儺の足をぶつけた時に薄ら目を開けたがもう一度閉じたため、セーフ。
「相当疲れてるな、これ」
『命拾いした』
宿儺の部屋の扉を開けてもらい、そこで悠仁は自室に戻った。
ベッドに寝かせて布団をかける。
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Pistachio(プロフ) - 夜叉さん» コメントありがとうございます^ - ^ 最新あたりまで読んでみてください。もしかするかもしれません…。 (2022年12月14日 2時) (レス) @page39 id: ad32aa8751 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉 - メッサ面白いです!できればこのまま恋愛になって… (2022年12月13日 14時) (レス) @page19 id: 3e838afaa3 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - 様々さん» なんか聞いたことあるなーって思ってました笑 でも何でしょうね?思い出せないです (2022年1月6日 21時) (レス) id: b8e9a9f876 (このIDを非表示/違反報告)
様々(プロフ) - 『両面宿儺2本目』を読んで「バーリアっ」に聞き覚えがあり、笑ってしまったw (2022年1月5日 19時) (レス) @page7 id: 746ca4e8e6 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - 華苗さん» おわー!すみません!私の中の夢主ちゃんの名前です!この作品内では文香ちゃんにしてました。お恥ずかしい。直しておきました!ご指摘ありがとうございます! (2021年12月2日 9時) (レス) id: c8f62262c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Pistachio | 作成日時:2021年1月2日 21時