もう1人の適性1 ページ32
なぜか1週間くらいいた不審者黒スーツはいなくなった。
最近宿儺出てないからかな。
でもそんな理由じゃなかったっぽい。
「また、受肉したぞ」
?
夜9時くらい、お風呂中にそう言った。
「1000年現れなかった器が2つか。
どうするか」
『なんだ。あんな気持ち悪い物食べた人がいたの?その人絶対頭おかしいね』
「…人に言う前に鏡を見ろ」
あっれー!宿儺さん食べた馬鹿が鏡に写ってるー!
ってやかましいわ。
『どうするって何を?』
「肉体を2つに分ける意味は無い。どちらかに取り込ませようか」
『え…?』
「つまりどちらかが死ね」
目元の口がニタァと笑った。
えーー!!!!名も知らないもう1人の人、逃げてー!!!私も逃げるから!
『す、す、宿儺さん!考え直しましょう⁉死ぬのが嫌でこうして呪力使えるようになったわけですし!』
「あっちの体は俺が主導権を握っている。素晴らしい爽快感だぞ?」
愉しそうに話す。
『ひえー!その体でこっちに来ないでください!食べられる!』
ただ、そこから黙りこくってしまう。
『どうしたの?』
「呪術師に邪魔された。いや、体の持ち主にもだ。主導権は握れなかったようだな」
戦いながらこっちでも喋ってるの?器用ですね。
『じゃあ、今殺されるのは避けられたって訳ね。はは、もう1人に感謝』
「はー、つまらん」
何がつまらんだ。こっちは恐怖で寿命が縮むって。
長く風呂に入って火照った体を冷ますため、外に出た。
最近呪術師がAをマークしているのを知った宿儺は別の指に意識が向くように仕向けていた。
そのおかげで一時的に監視は外れたものの、あちらが落ち着けばまた監視がつくだろう。
それまでにAが呪術師から逃げられるくらいには鍛えたいものだな。
と言っても、あの五条悟が来たらおしまいだ。
Aのために宿儺が暗躍していることはいざ知らず、呑気にブランコに乗っている。
小娘の子守りも大変だな。
「馬鹿娘」
『急な暴言!』
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Pistachio(プロフ) - スイさん» そう言っていただけて嬉しいです!まだ完結はしてませんが、考えてはいます。最後に繋がるまでのストーリーがうまく書けてないので今は更新していません。元々不定期更新なのでゆっくりお待ちしていただけるなら今後もよろしくお願いします^ - ^ (2022年2月14日 22時) (レス) id: 6c8efbea45 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - 面白い!神か!?、、ちなみにこれオチはありますか!? (2022年2月14日 10時) (レス) id: b9ea5c2d78 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - リィさん» 未成年への配慮で…消えました…。一応フラグバージョンはあるので成人済みであればそちらから見ることができますよ!面白いって言っていただけると嬉しいです!長いのでゆっくり楽しんでください^ ^ (2021年11月1日 3時) (レス) id: d2ebfc00a6 (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - クリスマスの宿儺とのせっっっの話が消えている…だとっっっ?!結構好きだったんだけどなぁ…あっどうも、一回読むのやめて関連みたいなとこで出てきたからまた読み始めた者です((長い やっぱおもしろいっすね!大好きです!!! (2021年10月30日 5時) (レス) id: 3d8772a864 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - mooさん» たぶん宿儺様の気分次第ですが、そこが良いですよね! (2021年9月9日 20時) (レス) id: 7f5c1d3d47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Pistachio | 作成日時:2020年11月30日 22時