両面宿儺と女子高生の日常！【呪術廻戦】

はじまり1 ページ3

「卒業式終わったらみんなで集まらない？俺の家神社だからちょっと広いし、親も呼んでさ」


Aが中学校の卒業が近づいたころ、鈴木啓斗がそう話した。クラスみんな仲が良く、鈴木と特に仲のいい人達が盛り上がり、その人達がさらに他の人を誘い、クラス全員の家族にも伝えられた。


クラスは35人。

結局用事や色々な事情により集まったのは23人とその親が来たり来なかったり。

それでもだいぶ大所帯になってしまった。


その約束があり、クラス全員浮き足立ったまま、それでも中学校最後の式は厳かに、涙を浮かべながら参加した。

みんなで写真を撮って一度家に帰り、6時頃の集合に合わせて鈴木の家に向かう。


もちろんAは参加者である。
Aは買い出しなどを手伝おうと家に帰って準備が終わり次第家を出た。


『お母さんは行くんだよね？』

「うん。親は7時ごろから居酒屋集合だけどね」

『えっ！じゃあ鈴木の家には学生だけ？』

「そうなると思うけど」

『やったー！』

助手席の後ろに座ったAは助手席に抱きついた。


「やったーって、悪い事しちゃダメよ？迷惑をかけないでね」

『わかってるって！あー、もう楽しみー！』



鈴木の家に到着した。

「じゃあ、ハメを外しすぎないこと！楽しんでらっしゃい」

『はーい♪』



『お邪魔しまーす！Aだよー』

返事がない。



いないのかな？



そうしてると少し遠くから「境内の方来てー！」と声が聞こえた。

『はーい！！！』

大きく返事をして歩き出す。



「23人だと家じゃ無理だから、社務所貸してもらったー。一応社務所の机多少寄せれば全員座るには充分だし」

既に来ているクラスメイトが6人。

机の移動や飾り付けを行っていた。


『何すればいい？』

「オードブルとお寿司は親が6時くらいに車でとりに行くって言ってたけど、飲み物とかお菓子は俺ら好きな物買いたいじゃん？だからあと5人くらい来たら買い出し頼む」

『お任せあれ！』


暫くして新たに5人が集まり、近くのスーパーに買い物へ行く。

ポテトチップス、チョコレート菓子、おつまみ系、飲み物などクラスのみんなが好きそうなものを買って会計をする。


Aを含め6人で「重っ！」と文句を言いながら帰る。

5時30分には23人が集まり、社務所はガヤガヤとうるさくなっていた。



Aは仲のいい斎藤麗香の近くに座った。

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