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「Aか？」
Aの後ろで声がした。静かに振り返るとゼノが立っていた。
『あぁ〜、ゼノさん♡こんにちは』
「また忍び込びおって。キキョウが首を長くして待ってるぞ？」
ぞくっと嫌な汗が流れた。
キキョウさんは苦手なんだよね〜♣あのテンションについていけないんだよ♦
『あ、ははは、ボクのこと内緒にしてくれると助かるな〜♣』
「ならさっさとここから出て行くことじゃな」
『用が済んだら直ぐにでも』
「…あまり
『へぇ？随分優しいね。ボク一応、不法侵入者だって自覚してるけど』
「イルミが気に入っているからな」
Aはきょとんとして首を傾げる。
『イルミが？ボクを？』
そんな素振りあったかな〜？いつも鬱陶しそうにしてる気がする…。
ゼノはふっと笑って背を向ける。
「ワシには関係の無いことじゃ。じゃあの」
『あ、行っちゃった…』
毎度毎度、不思議な人。っていうか絶上手すぎない⁉声かけられるまでわかんなかった。
少しわくわくする。
ゼノさんと戦ったらどうなるかな♡
アルカがいる扉の前まで着いた。
戦車でもこの扉を壊せるかわからないような厚みのある厳重な扉を前に、Aはコンコンコンコン、と一定のリズムでノックすると重そうな音をたてて開いた。
扉が開ききるとそこにはナニカがいた。
『ありがとう、ナニカ』
「あい」
Aがナニカの頭を撫でてやるとアルカに戻る。
「今日はどっちと遊びたい？」
『どっちでもいいよ。一応、どっちと遊んでも意識は共有されるんでしょ？』
「じゃあせっかくだからナニカと遊んであげて！」
『うん、いいよ』
アルカが目を閉じて、開けたときにはナニカになっていた。
Aはナニカの隣に座った。
『じゃあ、まずはハンター試験の話をしようか♠』
そう言ってキルアを初めて会ったこと、喋るサルがいたこと、トリックタワーでの出来事を話していく。
アルカもナニカも今はこの部屋から出ることがない。だからまず最近あった出来事を教えることが定番になっている。
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Pistachio(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます！訂正します！ (2019年8月13日 6時) (
レス) id: 6b5b204f97 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 12話に誤字がありました。「感動の再開」ではなく、「感動の再会」です。 (2019年8月13日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ヒガンバナ(プロフ) - 面白すぎる！面白すぎます！！！最高です！続きを楽しみにしていますね！ (2019年3月6日 22時) (レス) id: 5d73287e24 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - RTさん» コメントありがとうございます！励みになります^ - ^ (2018年8月24日 2時) (レス) id: b81020c23b (このIDを非表示/違反報告)
RT - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年8月11日 15時) (レス) id: da0e7ea281 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Pistachio | 作成日時：2017年2月16日 21時
