31 ページ35
「さて、最終試験のクリア条件だが、いたって明確。たった1勝で合格である‼……つまりこのトーナメントは勝った者が次々抜けていき、敗けた者が上に登っていくシステム！」
なるほどね♣ようするに1人しか不合格はいないってことね。………あーれー？組み合わせおかしくない？兄さんとやりたいって言ったよね？全然希望とった意味なくない？
これ考えたのネテロ会長でしょ？どこかで躓いて膝擦り剥いちゃえばいいのに。
大きなブロックは2つ。Aがいるブロックの始めの組み合わせはA対ヒソカ。反対のブロックの始めはゴン対ハンゾー。
Aかヒソカ、敗けた方がクラピカと闘う、といった組み合わせになっている。
Aはちらっとヒソカを見た。
兄さんと、か。最近兄さんとやってないし、楽しみではあるけどね。
問題はどうやって勝つか。お互い手の内はバレてるし、だいたい互角だからな〜。
ヒソカより早く合格するという目標はここで勝たないと達成できない。
Aはにぃっと笑って顔をあげた。
最初の試合はゴンとハンゾーになった。
経験、技術、能力、様々な面において劣っているゴンだが今回、このルールでは勝った。
これもゴンの才能だねぇ。
さて、次はボクの番♡情熱的に
Aとヒソカが笑みを崩さず向かい合う。
「第2試合Avsヒソカ！始め！」
試験官がそう言った。
先に喋り出したのはAの方だった。
『兄さん、今回は念使う？』
「もちろん♣刺激的にヤろう♡」
『okay♪』
Aはグンッと一気に距離を縮めて蹴りをかまそうと思ったがヒソカもグッと近づいてきて先に懐に入られる。
Aは攻撃を諦め、1度地面に足をついた。そこへヒソカの打撃がとんできた。Aの腹に拳が叩き込まれて後ろまで跳ばされる。
ダンッと1度地面に当たり、体勢を立て直して立ち上がる。
腹に当たる前に後ろへ跳んで威力の軽減した。もともとヒソカより念の量が多いものの、その殆どを攻撃に使うAは余計な念の操作は行わない。もちろん時と場合によるが。
ヒソカの顔がグッと歪んだ笑みを浮かべた。
ああっ、A♡まだまだ伸びるんだね♡長年一緒にいるけど君は成長が止まらない青い果実。永遠に愛でていたい♡
その顔を見てAも笑みを浮かべる。
兄さん、今回は譲ってあげない♠絶対に兄さん勝つよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 452人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Pistachio(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます！訂正します！ (2019年8月13日 6時) (
レス) id: 6b5b204f97 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 12話に誤字がありました。「感動の再開」ではなく、「感動の再会」です。 (2019年8月13日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ヒガンバナ(プロフ) - 面白すぎる！面白すぎます！！！最高です！続きを楽しみにしていますね！ (2019年3月6日 22時) (レス) id: 5d73287e24 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - RTさん» コメントありがとうございます！励みになります^ - ^ (2018年8月24日 2時) (レス) id: b81020c23b (このIDを非表示/違反報告)
RT - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年8月11日 15時) (レス) id: da0e7ea281 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Pistachio | 作成日時：2017年2月16日 21時
