30 ページ34
飛行船の中でA、ヒソカ、イルミがくつろいでいるとアナウンスが入る。
[えー、これより会長が面接を行います。番号を呼ばれた方は2階の第1応接室までおこし下さい。受験番号44番の方、44番の方、おこし下さい]
『ん、兄さんだ。いってらっしゃい』
Aもイルミもほとんど関心を示さない。
イルミも終わり、Aの名前が呼ばれた。
第1応接室に入ると何度か見た老人もとい、ハンター協会会長が座っていた。
「遠慮せずに座りなされ」
『はーい♠』
Aは部屋の中をキョロキョロしながらクッションが置かれたところに座った。
見たことのない部屋に目移りが止まらない。
「珍しいじゃろ？ジャポンの文化を取り入れたんじゃが…、どうかの？」
『独特の匂いがする』
「そうじゃな〜、タタミの匂いだの」
『タタミか〜。結構好き』
天空闘技場の部屋ってリフォームありかな〜。タタミにしてみたいな〜。
「さて、本題に入ろうかの。なぜハンターになりたいのかな？」
『ハンターになりたいわけじゃないけど、兄さんより早く合格することが目的かな♠』
「なるほどのぉ。44番より早く、か」
『？なんでわかったの？兄さんと兄妹って』
「顔が似ておる。随分美人じゃの」
『そんなに似てる？みんなに言われるけどボクわかんないや』
首を傾げるAに笑いながら次の質問を投げかけた。
「おぬし以外の9人の中で1番注目しているのは？」
『405番、か404番かな♡面白いよね♡』
「では、最後の質問じゃ。9人の中で今1番戦いたくないのは？」
『44番と301番。いつでもやれる人とやりたくないからね♣』
「ふむ、さがってよいぞ」
ホテルへ到着して中の広いホールへ案内された受験生たち。普段ならここで披露宴や宴会を行うであろうホールには机も椅子もなく、布をかぶせたボードだけがぽつんとあった。
「最終試験は1対1のトーナメント形式で行う。その組み合わせは………こうじゃ」
ネテロはそう言ってボードに被せてあった布を引いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 452人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Pistachio(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます！訂正します！ (2019年8月13日 6時) (
レス) id: 6b5b204f97 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 12話に誤字がありました。「感動の再開」ではなく、「感動の再会」です。 (2019年8月13日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ヒガンバナ(プロフ) - 面白すぎる！面白すぎます！！！最高です！続きを楽しみにしていますね！ (2019年3月6日 22時) (レス) id: 5d73287e24 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - RTさん» コメントありがとうございます！励みになります^ - ^ (2018年8月24日 2時) (レス) id: b81020c23b (このIDを非表示/違反報告)
RT - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年8月11日 15時) (レス) id: da0e7ea281 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Pistachio | 作成日時：2017年2月16日 21時
