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道が現れ、4人の元へ帰ろうと歩みを進めると下からの強い風でフードが脱げる。
Aは予想外の出来事に固まってしまった。
だから正面にいた4人からはバッチリとAの顔が見えたのであった。
「「「「え…」」」」
慌てて顔を隠すも時すでに遅し。
『見た…？』
コクンと頷く4人。
道を渡り終えて元の場所に戻ってからはぁぁぁぁあ…と深いため息を吐きながらしゃがむ。
「A……、なんで顔隠してんだよぉ！美人さんじゃねーか！試験が終わったらディナーでも一緒にどうだ？」
キメ顏で食事に誘うレオリオを横目で見て、顔を伏せるA。
「こんな事を聞いてもいいのかわからないが、…ヒソカと血縁関係か？どうも、似ている気がしてな」
クラピカが途切れとぎれに結ぶ言葉を聞いてもう一度、深い溜め息を吐いた。
『当てないでよ、バカァ！』
「マジか⁉」
「本当か⁉」
レオリオとクラピカが同時に反応するのを見て半泣きになりながら言う。
『ほんとだよぉ』
隠し通せると思ってたのに…。
まぁ、いいや。フード被ってるの面倒だったし。そう、ポジティブシンキングだよ！
『うぅ、もうボクのことなんてどうでもいいから次の人行って！』
いつもの余裕がなく、落ち込むAが年相応に可愛く見えた4人。
「予定が狂ったな。あいつでだいぶ時間を稼げると思ったんだけど」
「口だけだったんだろ。相手は女だったのにな。ま、あとこっちが3勝すれば自動的にあいつらはここで釘づけ。俺達全員72年分の恩赦が受けられる」
囚人側の会話が聞こえた。
「奴らの狙いがわかった」
クラピカが言った。
『超長期刑囚？』
まだ、潤んだ瞳で見上げるA。
「そう、我々をこの塔から出さなければその時間に応じて刑期を短くしてもらえるようだ」
『ふーん。ま、負けなきゃいいんだから簡単だね。次は誰がいく？』
立ち上がりながら言う。
「オレがいくよ‼」
ゴンが元気よく手をあげる。
「ホントに大丈夫か？」
キルアが心配そうに言う。
「うん！だって次の人そんなに悪そうじゃないしさ」
「それでも犯罪者だっつーの」
クラピカがつっこむ。
ゴンは現れた道を歩いて中央のバトル場へ。
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Pistachio(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます！訂正します！ (2019年8月13日 6時) (
レス) id: 6b5b204f97 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 12話に誤字がありました。「感動の再開」ではなく、「感動の再会」です。 (2019年8月13日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ヒガンバナ(プロフ) - 面白すぎる！面白すぎます！！！最高です！続きを楽しみにしていますね！ (2019年3月6日 22時) (レス) id: 5d73287e24 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - RTさん» コメントありがとうございます！励みになります^ - ^ (2018年8月24日 2時) (レス) id: b81020c23b (このIDを非表示/違反報告)
RT - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年8月11日 15時) (レス) id: da0e7ea281 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Pistachio | 作成日時：2017年2月16日 21時
