とらいあんぐる / エイジ そらちぃ ページ6
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私には彼氏がいる。
けれど最近あまりうまくいっていない。
エ「俺、Aの事好きだから」
「ありがと、でもごめん。私彼氏いるから…」
エ「知ってる。でも上手くいってないんだろ？」
「…っ」
その通り過ぎて言葉も出ない。
というかその反応しかできないのを知っているエイちゃんはかなり意地悪だ。
エ「自分が一方的に好きな彼氏よりAの事好きな俺にしたら？」
「それは…できないよ」
そんな会話をしていると足音が聞こえ、咄嗟に隠れた私は物陰から少し驚いたエイちゃんを見ていると、さっきまで噂をしていたそらが現れた。
そ「あっ、やっほー」
エ「おう、最近Aとはどーなの？」
早速私が聞いているのを知っててそれを聞く彼はかなり悪趣味だ。
そ「んーまあまあって感じ」
エ「ふぅん、あんまりのんびりしてると奪うからね」
そ「はっ、え？」
エ「俺、Aのこと結構前から好きだったんだよね」
そ「聞いてねえんだけど、」
エ「言ってないから。ちなみに言うとあいつがお前のこと好きなのも知ってた」
次々と発される驚きの事実に頭が真っ白になる。
エ「んじゃ、」
驚くそらをおいて歩き始めたエイちゃんは私を横目で見て鼻で笑い、帰って行った。
それから数日後。
外出先で見たくないものを見てしまった私。
そらが他の女の子と楽しげに歩いている。
しかも手を繋いで。
モテるそらは私には高嶺の花だった事を改めて実感させられた。
溢れそうになる涙を堪えながら歩いていると人にぶつかった。
「あっごめんなさい…」
避けて歩き出そうとするとまた前に出てきて今度は私の手を引いて近くの公園まで連れて来られた。
到着すると突然、抱き寄せられる。
「なんでっ…」
エ「悲しそうだったから」
「いつも私の心が痛んでる時に現れるよね、」
エ「みたいだな」
「なんか怖い」
何だか落ち着くエイちゃんの胸の中で密かに涙を流す。
エ「無理すんなよ」
私の背中をさすりながら悲しそうな声色で言った。
エ「お前をそらから奪いに来た」
「えっ？」
エ「早く俺の女になれよ」
心が痛んでる時にこんなセリフを言われて揺れ動かない人はいないだろう。
「自分の気持ちがわかんないよ…」
エ「わからせてやるよ、」
エイちゃんにこの言葉を言われた後に2人の秘密が増えてしまったのはそらにはいえない───────
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らぴまる 。(プロフ) - ミツさん» わあ〜！恐縮です＞＜ ありがとうございます！これからもミツ様含め、すべての読者様にご満足いただけるような作品作りが出来るように頑張ります！ (2017年5月10日 23時) (
レス) id: 68c41e6b9c (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - コメント失礼します、お話読んでとってもきゅんきゅんしました…！更新頑張ってください…！ (2017年5月10日 16時) (レス) id: 49261320bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぴまる。 | 作成日時：2017年4月23日 11時
