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はんぶんこ / ツリメ ページ26

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ツ「ただいま〜」

暑い空気を身体に纏った彼は片手にビニール袋を下げながら、そう言いながら玄関からリビングへ入ってきた。

「おかえり!」

何を買ってきてくれたのかと興味津々で袋を覗けば沢山のお菓子やアイス。

「買ってきてくれてありがと!」

ツ「いえいえ〜アイスは冷凍庫入れとくね?」

「うん!」

彼が冷凍庫へアイスをしまってる間にお菓子を袋から取り出してテーブルの上で整列させる。

ツ「何やってるの〜?」

「お菓子の種類分けー」

ツ「可愛い、あ、そういえば」

1種類のお菓子を指差した。

ツ「これ人気なのかわからないけどラスイチだった」

「そうなんだー」

テレビでYouTubeを見ながらお菓子を食べる2人。

「美味しいー」

ツ「ね〜」

ほのぼのした空気で無意識にお菓子へとどんどん手が伸びる。

気づけば先程彼が言っていたお菓子のみが残る。

ツ「A食べていいよ」

「んーん、いいよあげる」

ツ「いいって笑」

お互いに譲り合う。

最後は申し訳なくなりつつ私が受け取った。

けれどどうしても1人で食べるのはなぁ、と思い、いい考えがないかと少しの間思考を巡らせているといいことを思いついた。

「はんぶんこ…しよ!」

パキッと空気を割くような音がお菓子から発されて半分になる。

ツ「え?いいの?」

「うん!!」

同じタイミングで口に運ぶと同時に

「「美味し〜!」」

と重なる声。

2人で顔を見合わせて微笑み合う。

ツ「分けてくれてありがとね〜」

はんぶんこって幸せを分けあえているみたいで、私はなんだか好きだ。

ペンと彼 / そらちぃ→←働け / エイジ



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らぴまる 。(プロフ) - ミツさん» わあ〜!恐縮です>< ありがとうございます!これからもミツ様含め、すべての読者様にご満足いただけるような作品作りが出来るように頑張ります! (2017年5月10日 23時) (レス) id: 68c41e6b9c (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - コメント失礼します、お話読んでとってもきゅんきゅんしました…!更新頑張ってください…! (2017年5月10日 16時) (レス) id: 49261320bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぴまる。 | 作成日時:2017年4月23日 11時

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