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働け / エイジ ページ25

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今日はあの彼にドッキリを仕掛けようと思う。

内容は私がもし一文無しになってしまったら!?ドッキリ。

きっと彼の事だから心の中で怒りを消化して私にはしょうがないよ、なんて言ってくれるだろう。

それではいっちょ、すたーと。

「エイちゃん…どうしよ」

眉毛を下げて困った顔で訴える。

エ「え?何、どーした」

「お金…無くなっちゃった…」

エ「…は?盗まれたってこと?」

「わかんない…」

涙を流すと彼は私の頭を撫で始める。

エ「Aは本当にしょうがないなぁ」

「ねえエイちゃん…あのね」

エ「ん?どうした?、」

「これねドッキリ」

エ「え?」

目を見開いて驚いているよう。

「エイちゃんの優しさに触れた気がする笑」

エ「お前…ふざけんな笑」

私の頭をデコピンした後

エ「俺に1人でドッキリ仕掛けるとかいい度胸してんじゃん」

そう言ってタオルを持ってくる。

エ「お金になるくらい働いてもらうからね」

雑巾代わりにタオルや掃除用ミストなどを私に押し付けて黒い笑顔で掃除を強いる。

「え…掃除するの?」

エ「もちろん」




***




「あードッキリなんてしなきゃよかった」
「もーエイちゃんの意地悪、ばか、赤髪、豊麗線!!」
「疲れたーやめたいー」

嘆きつつ全ての掃除を終える。

イヤホンを付けながらパソコンを見ている彼の前に仁王立ちをして見下ろす。

それに気づいた彼は私を見上げて

エ「何?終わったの?笑」

豊麗線をくっきりさせながら笑った。

「うん」

エ「チェックしてやるよ、」

すっと立ち上がって階段を見に行き、人差し指を滑らせて

エ「やり直し」

ありえない言葉を言った。

「はぁ!?」

エ「まだ埃ついてる」

そう言い残して立ち去る彼の腕を掴んだ。

「エイちゃんありえない」

エ「嘘だよ」

ちょっといじめたくなった、と付け足したためでこぴんをかます。

エ「っ痛い」

「めっちゃすげぇ女だから!!」

ツリメくんのフリーアカウントのようなものの女ver.で名乗ると彼は大笑いした。

エ「変なの笑」

掃除は大変だったけれど心まで浄化された気がした。

はんぶんこ / ツリメ→←シャイな私と / ツリメ



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らぴまる 。(プロフ) - ミツさん» わあ〜!恐縮です>< ありがとうございます!これからもミツ様含め、すべての読者様にご満足いただけるような作品作りが出来るように頑張ります! (2017年5月10日 23時) (レス) id: 68c41e6b9c (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - コメント失礼します、お話読んでとってもきゅんきゅんしました…!更新頑張ってください…! (2017年5月10日 16時) (レス) id: 49261320bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぴまる。 | 作成日時:2017年4月23日 11時

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