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触れる / ツリメ ページ15

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冬から春へ移り変わる、天気が崩れやすいこの時期。

今日は私の提案…というかわがままで、彼と服屋さんに来ている。

一般的なスタイルとしては彼女が服を見て彼氏に '' どう?どっちがいい?'' とかそういう事を聞く感じだろう。

けれど今日は違う。

私より、彼が服を熱心に選んでいる。

しかもいいと思った服は1着1着、肌触りを確かめるかのように触りながら選んでいる。

ツ「あっこれいい!着てみて」

「えっあ、はいっ」

彼に言われるまま試着室に向かい着替える。

私的にも結構可愛くて好きなタイプだった。

「こんな感じだけど…どうかな?」

不安げに聞くと彼は目をぱあっと輝かせて

ツ「Aかわいすぎ!これ買お!」

後、これもいいから着てみて〜、と付け足されプチファッションショーが開かれる。

着替える度に褒めてくれる彼は本当に優しい。

ツ「Aは何着ても似合っちゃうから困るなあ笑」

こんな風に。

でも流石に全て買ってもらうわけにはいかないので悩みに悩んで2着買ってもらった。

ツ「よかったの?他のは」

「うん!沢山買っちゃうと今度また観に来れなくなっちゃうから」

ツ「そっか!」

2人で仲良く手を繋いで私の家へと向かう。

ツ「おじゃましまーす」

家に上がると彼は

ツ「ねえねえ着てみて!さっき買った服」

リクエストをしてくれた。

「わかった〜〜」

またまた開催されるプチファッションショー。

ツ「やっぱりいい!」

そう言って私に抱きついてくる彼。

「わっびっくりした」

ツ「抱き心地も触り心地も最高!」

「もしかしてさっき、服のデザインじゃなくて素材見てたの?」

ツ「そう!」

触れる前提で考えてたと思うとすこし照れる。

ツ「抱きつく前提でね〜 笑」

「大胆だなぁ、」

ツ「このまま離したくないなあ〜」

心の中で、私もずっと離さないで欲しいなって思っていたのは私だけの秘密。

彼シャツ / エイジ→←音 / そらちぃ



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らぴまる 。(プロフ) - ミツさん» わあ〜!恐縮です>< ありがとうございます!これからもミツ様含め、すべての読者様にご満足いただけるような作品作りが出来るように頑張ります! (2017年5月10日 23時) (レス) id: 68c41e6b9c (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - コメント失礼します、お話読んでとってもきゅんきゅんしました…!更新頑張ってください…! (2017年5月10日 16時) (レス) id: 49261320bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぴまる。 | 作成日時:2017年4月23日 11時

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