音 / そらちぃ ページ14
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そ「突然ですが、Aさん」
静かだった室内で彼が突然口を開く。
「なんでしょう、そらちぃさん」
そ「この音なんだろなゲーム、しましょう」
「ええあれ難しいよね、まあいいけど」
そ「じゃあ始めましょう」
そう言った彼は部屋から出て行き、すぐに戻ってきて
そ「ごめん、目隠しなかったから手で隠して笑」
目隠しの相談をされた。
「ああ！おっけい」
そ「じゃあ第1問目！」
1.2問目は生活的に聞く目玉焼きを焼く音などだった。
そ「簡単だったかあ〜じゃあ3問目！」
しゅるしゅる、と言う音。
なんだかネクタイを外しているような音でどきどきする。
なんだか顔の体温が上がる。
そ「A〜？まだあ、」
「ま、待って…」
そ「じゃあ答え合わせするから手、退けて〜」
退けるのには抵抗があったため指の間から彼を見ればやはりネクタイを外す音だったようでどきどきする。
そ「耳赤いよ」
「いやっそんなことは」
慌てて耳を隠せば視界が明らかになり、ボタンを開けたワイシャツを着た彼に釘付けになる。
そ「照れてる？笑」
「っ全然、」
そ「A、こっち来て」
照れてることがバレないように慎重に彼の元へ行くと、抱きしめられる。
目の前には彼の肌。
そ「照れてるじゃん笑」
「…そらがそんな格好するからじゃん、」
そ「わざとだし笑」
Aの反応が見たくて、と付け足す。
「確信犯か…」
そ「まあね、どっちにせよAが照れてくれたならよかった笑」
「よくないし、」
腕を払い彼から離れれば
そ「ちょいっ逃げんなって」
今度は後ろから抱きつかれる。
「なんなのよー」
手首に違和感を感じて、見れば
そ「ああ〜ネクタイが絡まってAと離れられない〜〜」
自分でネクタイを私の手首を巻き込んで巻いたようでわざとらしく嘆いていた。
そ「これぞ、運命…？！笑」
「なわけない、」
この時実はものすごく抱きつきたくなったのを我慢して冷たく突き放したが、そんなことで彼が怯まないことを私は知っていた。
しばらく右手は使えなかったけれど無理やり繋がれた手を振り払うことはできなかった。
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らぴまる 。(プロフ) - ミツさん» わあ〜！恐縮です＞＜ ありがとうございます！これからもミツ様含め、すべての読者様にご満足いただけるような作品作りが出来るように頑張ります！ (2017年5月10日 23時) (
レス) id: 68c41e6b9c (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - コメント失礼します、お話読んでとってもきゅんきゅんしました…！更新頑張ってください…！ (2017年5月10日 16時) (レス) id: 49261320bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぴまる。 | 作成日時：2017年4月23日 11時
