強引にでも / エイジ ページ2
エ「いい加減惚れてるって気付けよ」
意地悪な言葉を平然と並べる彼はエイジ。
インパクトの強い赤髪がトレードマーク。
私が何故こんなことを言われているのか、
それは…
⚡⚡
時は遡り4月。
学生はクラス替えで盛り上がるこの季節に私は彼と出会った。
初めは全く接点が無く、話すこともなかった。
2回目の席替えで私は彼と隣同士になった。
「よろしく」
エ「おう、よろしくな」
クールな私とクールな彼。
授業中に何回か隣の席の人とペアで行う作業などはあったもののクールな私達はそこまで話さなかった。
そして…
5月の体育祭が事の発端だ。
例年と変わって男子がカードを引いてそのカードに書かれたお題をクリアする事になったらしい。
彼氏無し、特徴無し、その上クールな所謂一般女子。
もしかしたら一般女子よりも格下かもしれない。
なのでそのイベントは私にとってはかなりどうでもよかった。
パンッ、とピストルの音がなり女子の声援が高まったため始まったとみて間違い無いだろう。
ぼんやり見ていると前の女子の波をかき分けて近づいてくる背の高い男子生徒。
エ「来て、」
「なんで、やだ」
エ「ほら、早くしろ」
腕を掴まれ無理やり走らされる。
「なんなの」
エ「隣の席の人って書いてあったんだよ」
「別に嘘ついたってばれないでしょ、」
エ「やだ」
「え？」
エ「嘘つくの嫌だ」
「エイジってわからない」
走り終えて応援席に戻ると女子に囲まれる。
「エイちゃんとどんな関係？！」
「なんていうカードだったの？」
とか質問攻めにあった。
それから全ての種目が終わり体育祭が終わった。
帰ろうとすると
？「A、」
聞きなれた声で呼ばれた。
「なに」
エ「俺お前のこと結構好きかも」
「っは？」
エ「だからお前のこと好きって言ってんの」
「なんで私なの」
エ「Aがいいから」
「私はいやだ諦めて」
エ「絶対惚れさせてやるから」
そう宣言されてから1週間。
委員会、掃除の班、活動班、席替え、などでは全て一緒にされた。
まるでストーカーだ。
彼が友達とはしゃいでいる間に委員会の仕事を1人で行う。
前が見えないほどの資料を運んでいると後ろから小走りのような足音。
エ「なんで勝手にやんの、」
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らぴまる 。(プロフ) - ミツさん» わあ〜！恐縮です＞＜ ありがとうございます！これからもミツ様含め、すべての読者様にご満足いただけるような作品作りが出来るように頑張ります！ (2017年5月10日 23時) (
レス) id: 68c41e6b9c (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - コメント失礼します、お話読んでとってもきゅんきゅんしました…！更新頑張ってください…！ (2017年5月10日 16時) (レス) id: 49261320bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぴまる。 | 作成日時：2017年4月23日 11時
