【名前変換オリジナル】でも付き合ってないんです。

29.部活 ページ30

長いようで短かった一学期も終わり、夏休みに入りました。
夏休みは宿題、部活、遊び…と、充実したものにしたいです…。

ということで、今は部室にいて、先輩を待っています。まだ部活動開始時間ではありません。
部室と言っても音楽室なのですが。

｢八月の始めに行くやつは大会ではないんだね。｣

｢なんか似たような部活の集まりみたいな感じかな？｣

八月の始めに遠出して他の都道府県の方々と交流するらしい。
結構遠いのだが、バスで行くらしい。
新幹線じゃないのか…と、思っていると、先輩が来た。

｢二人とも早いね。おはよう。｣

｢おはようございます｣

二人で返事をして楽器庫に移動する。
この部活は部員が八人と少ないが、楽器はたくさんある。

私が担当するのは、バリトンサックスだ。
ちなみに颯くんはバスクラリネット。
六人の先輩はそれぞれ違う楽器を二つずつ吹く、弾く、らしい。

弦楽器、管楽器、打楽器…と、様々な楽器で演奏する。

低音は自分と颯くんだけなので、頑張りたい。

｢練習はじめるか。｣

｢そうだね。午後からセクションどうですか。｣

｢いいよ。じゃあ午前は個人か。｣

そんなことを話しながら楽器を出す。
夏休みに入るとこの部活は一日練の日が増えるらしい。

｢よし、じゃあ練習するぞー！｣

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