15.燃える ページ16
｢落ち着いた？｣
｢うん。ありがとう。｣
泣き続けて目が痛いのでトイレで顔を洗っていた。そして例のバスタオルを借りた。
ふわふわだった。
｢まだ時間あるけどどこ行く？｣
｢あの後でよく行動できるな…｣
｢だって颯くんが行きたいところ行ってない。｣
正確には聞いていない。
｢じゃあ一つ行きたいところがある。｣
そう言われて来たのは
｢お、おば、おば…｣
｢怖いの苦手だったな。｣
｢大丈夫。怖くない。大丈夫。問題ない。｣
正直めちゃくちゃ怖い。
｢とりあえず並ぼう。｣
気を紛らわすためにさっきの颯くんを思い出した。
(ヒーローみたいだったな…めちゃくちゃ怒ってたな…あんなふうに助けられたら惚れてまうわ…)
そこまで考えたところでふと思った。
私は既にこの人に惚れている。
そして思い出した。
｢あの時名前で呼ばれた…｣
｢呼んだな。｣
私は顔が熱くなった。もはや燃えそうだ。
｢もうちょっとで順番来るけど行けそう？｣
｢怖い、怖いけどそれどころじゃない。｣
思い出すたびに心臓がきゅってなる。
これ以上その笑顔でこっちを見ないでくれ。
心拍数急上昇…
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薊 - 瀬央さん» コメントありがとうございます！わくわくしていただけて良かったです…！ (2018年11月4日 23時) (
レス) id: 02884e4a0f (このIDを非表示/違反報告)
薊 - airさん» コメントありがとうございます！続編は今のところはないですね… (2018年11月4日 23時) (レス) id: 02884e4a0f (このIDを非表示/違反報告)
瀬央 - 最後まで一気に読みました！とってもわくわくしました！ (2018年10月28日 21時) (レス) id: 73beee53e0 (このIDを非表示/違反報告)
air(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れさまでした( ﾉ^ω^)ﾉあの、続編の予定とかないでしょうか…？ (2018年10月28日 10時) (レス) id: e5f7ae3945 (このIDを非表示/違反報告)
薊 - airさん» コメント、お気に入りありがとうございます…！頑張ります…これからもよろしくお願いします！ (2018年10月19日 23時) (レス) id: 02884e4a0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薊 | 作成日時：2018年3月4日 1時
