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ーNo sideー
那田蜘蛛山での任務も終わり、蝶屋敷で機能回復訓練を受けている炭治郎と善逸、伊之助
ベッドで横たわる三人の内、善逸が突然奇声を発した
その声の大きさに炭治郎と伊之助は肩を揺らす
伊「うるっせぇぞ紋逸!!
急にキンキン声で叫ぶんじゃねぇ!!」
善「善逸だよ!!そろそろ名前覚えてくんない!?
もうやだよ〜!えむちゃんに会いたいよおぉ〜!!
最終選別の時みたいにえむちゃんの歌を聞きながら手を繋いで歩きたいよおおぉぉぉぉぉ!!!!」
炭「善逸!恥を晒すんじゃない!
見ろ!すみちゃん達が驚いて中々入ってこられていないだろう!」
善「えっ、それ俺のせい??俺がうるさいからなの!?
ごめんなさいねぇ!!?」
それでも未だにギャンッと泣き叫ぶ善逸を伊之助はうるせぇ!!とはたく
最終選別の玄弥といい、しばいてなんぼの善逸である←
そんなやり取りを完全スルーしている炭治郎の頭には桃色の髪が特徴的な少女が浮かんでいた
炭「確かに最終選別以降見ていないな…
えむは元気かなぁ…」
善「そういえばあの時既に顔見知りって感じだったけど
炭治郎もえむちゃんと一緒だったの?」
炭「あぁ!ちょうど最終選別が始まる前に知り合ったんだ
最初は一緒に行動してたんだが途中ではぐれてしまって…」
善「あーじゃあその後に俺がえむちゃんと会ったのかも
二日目から七日目までずっと一緒だったから」
炭「む、そうか!
なら善逸がえむを守ってくれていたんだな!」
善「え、あ…うん……」
思わず黙りこくった善逸は若干冷や汗をかいていた
言えない……ほとんど俺が守られてたなんて言えない
伊「誰だよそのえぬって」
善「えむちゃんだよえ・む・ちゃん!!!!」
炭「最終選別で一緒だった女の子だよ
凄く明るくて優しい子なんだ!」
善「伊之助が野生児ならえむちゃんは女神様だよ」
伊「ワハハハハハ!!当たり前だろ!
俺は山の王だからな!!」
善「え、別に褒めてないんだけど
ん?んん??」
炭「あれ…?この匂い……」
病室には似つかわしくないドタドタとした足音が廊下から聞こえる
炭治郎達の様子を見ていた三人は顔を見合わせ「もしかして!」と言って足早に病室から出て行った
よく知っている音と匂いで目を丸くしてる炭治郎と善逸とは対照的に伊之助は警戒した様子で廊下を見つめていた
伊「何だ鬼か!?『こんにちわんだほーい!!』
!!?」
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炎王夜宵@学校なんて消えちまえ(プロフ) - 風蘭dollさん» で、炭治郎が「きっとカナヲは自分の意志が弱いんだよ」みたいな事いってたような? (9月4日 20時) (レス) id: 531f67c071 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 炎王夜宵@学校なんて消えちまえさん» ありそう!言ってそう!!(笑)私鬼滅はアニメしか見てなかったのでその分見落としとかあるかもです……。 (9月4日 7時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
炎王夜宵@学校なんて消えちまえ(プロフ) - 風蘭dollさん» なんか、カナヲのセリフに「裏が出たから返事をしただけ」みたなヤツがあったようななかったような、、、って感じですw (9月3日 21時) (レス) id: 531f67c071 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 炎王夜宵@学校なんて消えちまえさん» あ〜なるほど…明らかな描写されてたりとかしてたら分かるんですけど実際どうなんでしょうね……私も分かんないです笑 (9月3日 21時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
炎王夜宵@学校なんて消えちまえ(プロフ) - 風蘭dollさん» いや、ガチで私が間違ってるかもしれないですwでも、カナヲちゃん裏で炭治郎に返事してた気がして、、、 (9月3日 20時) (レス) id: 531f67c071 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風蘭doll | 作者ホームページ:http://flandoll'scollections
作成日時:2022年1月16日 23時