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視点:富岡







今朝は目覚めが早かった。







特別な理由がある訳では無いが。





自室の雪見窓から見える庭の池は




登ったばかりの陽の光を受けて輝いていた。




心地よい感覚にのまれながらも





俺の頭に浮かんだのは









───────朝日奈A ─ ─ ───









奴の名前だった




朝日奈は今でこそ俺の右腕と言っても過言ではないが






数年前、俺が鬼から救った少女だった




人に命を救われたにも関わらず




自分からこの[鬼殺隊]に飛び込んできた。





向こう見ずにも程がある





だが。




突拍子のなさのそのお陰で…




…俺とお前は出会えたのかもしれない。






奴も暇なわけでは無いのに


炭治郎の[お目付け役]もしてもらっている。





そのおかげで俺は自分の任務に集中する事が出来ている。





…そういえば。





毎朝早くから朝日奈は浜で鍛錬をしていると



胡蝶と甘露寺が話しているのを耳にした事がある。









…この時間なら支度をして向かえばまだいるだろうか。




鍛錬にも間に合うかもしれない…!









そんな淡い想いを胸に秘め


噂で聞く浜に向かった ── ────────

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設定タグ:鬼滅の刃 , 富岡義勇 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:あお汰 | 作成日時:2020年10月22日 20時

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