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拾玖 ページ21

柱の人たちは件の全貌を聞いたはいいものの

反応、意見は個々で様々だった。






みんな口々に意見を述べる。


理解できない、反対だ、もしもの時があっては遅い、


そして…まず禰豆子が人を食べない保証なんてどこにもないという意見


ほとんどは否定的な意見ばかりで該当者としてはとても悲しくなった。









私が言葉を失っていると、急にお館様は私に体を向けてくださった。







お館様「Aは…

義勇の指示で二人のお目付け役をしていたと報告を受けているけれど。

事情を知った上で傍で二人を見ていたからこそ

皆に伝えれることがあるんじゃないかな?

Aの立場としての意見も私は聞いておきたい。何かあるかな?」








!!!


これは。



お館様が気を利かせてくださって、私個人の意見を聞いてくれている。



…期待をしてくださっている。



折角お館様が設けてくださった発言の機会。



…富岡さんも命を懸けていたんだから私も役に立たないと。





私は思ったことを素直に話すことにした。








「私は二人の任務状況や移動状況や戦歴などを全てみてきました。」







禰豆子は紛れもなく夜にしか箱から外には出てこない鬼だが

炭治郎に危機が迫る時、時には炭治郎の手が回らないときは人間に対しても

守り抜く姿勢を続けたこと。



稀血の子供を助けた時でさえも決して子供に噛みつくことはなかったこと。



そして昨日の那田蜘蛛山での鬼との血気術を使った戦闘。









自分が見てきたことをその場で全て話した。




そして、今一度話を踏まえ考え直してほしい、認めてほしい。









今の私にできることはやはり見てきたこと全てを話した上でみんなを説得することだ。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 富岡義勇 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:あお汰 | 作成日時:2020年10月22日 20時

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