拾参 ページ15
富岡さんが浜に来てくれた朝から数日。
…私、朝日奈Aが
今まで命の恩人
憧れの上司と慕う冨岡さんへの恋心を
自覚した日から数日が経過したわけですが…!
あの日から富岡さんを意識せざる得なくなって…
なんと、顔を合わせていません!!!←
連絡など必要な時は鎹烏にお願いしちゃいました!
何故か富岡さんも快くそれを了承してくれて
朝日奈、めちゃめちゃ救われていました…。
今回の任務は富岡さんの指示に従うだけのものだから
そこまで面と向かって話し合いも必要なかったのが
一番の幸いなのかも…?
で、私は今
[那田蜘蛛山]という場所に居る。
それも鬼を討伐ってより…
…後片付けという任務で!笑
鬼の討伐や隊士のフォローには
今回は柱としては富岡さんとしのぶが
お館様命で責任者に充てられてたみたいで…
まあ要するのに
しのぶの命で動く[隠]と同じ様な仕事を
直属の上司の富岡さん側から任されているという!
隠の仕事は主にけが人の手当とか運び出しがほとんどだけど
今回の私の仕事はちょっと違う。
「あーぁ…こりゃ酷いや。
下弦の鬼といえど全力で暴れると
山一つ壊すのなんて簡単なんだなぁ…」
今回の現場の状況から
鬼の情報集めや検証を記録するのが私の任された仕事。
ほんとは私も戦って役に経ちたかったけど…
これはこれで大事な仕事!!!
…と言い聞かせ、記録に全集中!!!!!
前々から情報集めはしてたから
殆どはその資料との差異が無いかの確認になっちゃってるけどね、、、。
「えーっと。
大方の記録は終わったから…
そろそろ…か。」
──現場の記録を終えたら、
炭治郎、禰豆子と早急に合流してくれ。───
前日に来た、鎹烏の富岡さんからの伝言。
連絡貰った時に現場の記録とかよりかは
今回はこっちが本命って感じなのかなと
必然的に思った。笑
「…そんじゃ、行きますか!」
私は木々を飛び移りながら
現場を後にした。
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作者名:あお汰 | 作成日時:2020年10月22日 20時