第九十六話 ページ46
〜無惨〜
無惨「何をしている!!さっさとAを探せっ!!」
目を離したほんの一瞬にAはいなくなった
気配がどこにもない
だから嫌だったんだ
Aを一人にするのは
あんなにも私を愛すAが自分の意志で側を離れるわけがない
どこのどいつだ
私のAを連れ知った命知らずの輩は
半天狗「し、しかし無惨様。我らは……」
無惨「黙れ。私の命令が聞けないのか?」
半天狗「ヒィィ。承知致しました」
童磨「(でもどうしようか……?)」
黒死牟「(我々は陽の下に出られない)」
猗窩座「(だが
そこら辺の人間と比べるとAは一際目立つ存在
目立ってしまうのだ
美しき女人は
連れ去れないわけがない
必ず犯人を見つけ出してこの手で八つ裂きにしてやる
無惨「早く行け!!Aに傷一つでも付いていたら貴様らも皆殺しだ」
『無惨』
そんなAを手放してなるものか
私がどれだけあの瞬間を待ち望んだと思っている
麗「月彦さん?月彦さん……ですよね?」
なぜこの女がここに
無視して行こうとするが腕を掴んできた
この手を振り払って殺すことは簡単だが、それが鬼狩りの耳に入ればこの地に来る
そうなれば面倒になるに決まっている
無惨「人違いだ。離せ」
A以外の女に触れられると虫酸が走る
私の体は細胞の隅々までAのためだけに在ると主張している
愛しく思うこの感情は赤い糸で繋ぐ
いつだって紅色と赤色が私達を紡いだ
そうだ
この女はもういらない
生かしておく理由はない
いっその事ここで殺してしまうか?
いや、ダメだ
人目が多すぎる
最後にこの女に会ったのが私では都合が悪すぎる
無惨「先を急いでいるんだ。さっさと離せ」
こうしてる間にもAの身に危険が及んでいるかもしれない
最悪の未来を想像するだけで心臓が破裂しそうな痛みが襲ってきた
今までに感じたことのない痛みは私の怒りを引き出した
もし、そんな
それこそが私達にとって最も確実な幸せとも言える
A
私がすぐにお前を見つけて助けてやる
だから待っていろ
そして忘れるな
お前の全ては私と共に在るということを
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麗(プロフ) - 26ページ 最後の無惨のセリフですが、」の位置が違うと思います (2020年10月25日 7時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 麗さん» そうです!脱字でした!!ご指摘ありがとうございます。もし他にも見つけたら教えて下さい!すぐ直します!! (2020年10月25日 7時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 10ページ が特別あるという 特別であるではいのでしょうか? 少々わかりづらいです……… (2020年10月25日 6時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 願いがかない、不安が大きいです。。 (2020年8月29日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 主人公んの気分次第になってとても、うれしいです。 (2020年8月26日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2020年7月2日 23時