第八十七話 ページ37
〜A〜
｢ど…うし、て……？だって私……｣
無惨｢愛しているからだ。この世の何よりもAを｣
｢その言葉を信じていいの？｣
無惨｢当然だ｣
｢姫さ……堕姫さんは？付き合ってるんじゃないの？｣
無惨｢私と堕姫が？冗談はやめてくれ。私はAだけしか愛していない｣
キュンとするような笑みに、私の心中を悟られたくなくて鬼舞辻に背を向けた
面と向かって愛を囁かれると普通は嬉しいはずなのに、相手が鬼舞辻だとイラッとしかしない
もちろんドキッともしてるよ？
それでもイラッのほうが勝つってだけ
人でないと知ってるから？
ううん。そんなんじゃない
もっと別の
玉壺｢この女は稀血……でしょうか。匂いが普通とは異なるようですが｣
｢…………気持ち悪っ｣
突然、目の前に現れた壺のお化け
オブラートに包む間もなく本音が漏れた
｢これも鬼舞辻の仲間？｣
無惨｢仲間ではない。私の下僕だ｣
｢一緒じゃん｣
無惨｢別物だ｣
玉壺｢貴様のような小娘が意見をするなど……！！｣
グッと顔を近付けられると反射的に蹴り飛ばしてしまった
それはいいとして、力が強すぎて首が取れた
マジか………！！
なんでこんな脆いの
あてふたしてると壺のお化けは何事もなかったように本気で私に襲いかってきた
無惨｢A。これは喋る人形だ｣
一体何が起きたのか
鬼舞辻の手に壺のお化けの頭が乗っていた
無惨｢太陽を浴びると消えるんだ｣
｢なにそれ！！面白っ！！やっていい！？｣
無惨｢あぁ。もちろんだ｣
玉壺｢ひっ……！！む、無惨様！？｣
童磨｢あはは。玉壺はバカだねぇ。ん？なぜ名を口にしてのに死なないんだ？｣
堕姫｢そういえば私もあの女の前で何度も……｣
物騒な話ししてるな
名前を呼んだら死ぬ呪いなんて解いてあげればいいのに
あれ？
なんで私、それが呪いだって知ってるんだろ
童磨｢ねぇねぇ。君は人間なんだよね？すっごく美味しそうな匂いがしてる｣
｢は？気持ち悪いこと言わないで｣
童磨｢わぁお♪｣
無惨｢A！！｣
｢ん？なに？｣
焦ったような鬼舞辻は綺麗な顔が台無しになってた
無惨｢紹介はもう終わった。ここにいる理由はない。行くぞ｣
｢もう？もっとここに……｣
無惨｢行くぞ｣
腰に手を回され抱き寄せられた
琵琶の音が響くと再び景色が変わった
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麗(プロフ) - 26ページ 最後の無惨のセリフですが、」の位置が違うと思います (2020年10月25日 7時) (
レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 麗さん» そうです！脱字でした！！ご指摘ありがとうございます。もし他にも見つけたら教えて下さい！すぐ直します！！ (2020年10月25日 7時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 10ページ が特別あるという 特別であるではいのでしょうか？ 少々わかりづらいです……… (2020年10月25日 6時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 願いがかない、不安が大きいです。。 (2020年8月29日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 主人公んの気分次第になってとても、うれしいです。 (2020年8月26日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ
| 作成日時：2020年7月2日 23時
