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第八十六話 ※無惨様のキャラ崩壊あり ページ36

〜無惨〜



なんだこの可愛い生き物は


これまでのAは私を見ると殺意に満ちた目を向けてくるばかりだった



それが今はどうだ


上弦や下弦の鬼と同じ空間にいるだけで恐怖してしまうほど、ただの人間に成り下がっただけでなく腕にしがみついてきた


「なんか……こうしてると安心するから。嫌なら離れるけど」


無惨「いや……。嫌ではない」


「そっか。ならよかった」


こんなのは至福のひとときと言っても過言ではない



甘え方は下手だが、私の心は掴まれたまま離さない



このAを天使と言わずしてなんと呼ぶ?



これなら記憶なんて戻す必要はない





早く二人きりになってAを私のモノにしたい


「鬼舞辻?」


無惨「A。私達は付き合っているのだ。そのような他人行儀の呼び方を私は好まん」


「うん、分かった。鬼舞辻」


無惨「……」


下弦の参「(あの女殺されるぞ)」


下弦の陸「(バカなんじゃないのか)」


前はこういうとこに多少のイラつきを覚えていたが、今となっては愛らしい以外の言葉が浮かばない



悪気のない笑顔にやられて息をさせないように深く長いキスをした


後ろの連中が何か思っているが気には留めない



「んん、んっ……」


洩れる声に、私の血を流し込みたくなった


「きぶ……っ、や……」




猗窩座「(無惨様はあの様な方だったか?)」


童磨「(あの子苦しそうだな)」




私が満足する頃に離れてやると、ボキャブラリーの少ないAは



「バーカバーカ」


怒る気力さえなくさせる可愛い口撃をしてきた



とりあえず今夜あたり本当に関係を深めるとするか



穢れを知らないAが私に染まっていく



考えるだけでも興奮する



肉を喰いちぎる勢いで首筋に赤く濃い私の印をつけた



Aの体温(ねつ)を感じるだけで、もっと……と欲深く求めてしまう




私はAに愛されたい




そんな想いを抱きながら今度は唇を重ねるだけのキスをした



魚のように口をパクパクにムラッとした





※ただいまの無惨様の脳内

90% 抱きたい 9% 可愛い 1% 十二鬼月邪魔






無惨「いいか。お前達、十二鬼月の役目はこのAを守ることだ。その命に代えてもだ」


十二鬼月『御意』


「い、いいよいいよ!私なんかの……」


無惨「A。私はAさえ無事ならいい。コイツらのこともどうでもいいんだ」


「ど…うし、て……?だって私……」


無惨「愛しているからだ。この世の何よりもAを」

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設定タグ:鬼舞辻無惨 , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 26ページ 最後の無惨のセリフですが、」の位置が違うと思います (2020年10月25日 7時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 麗さん» そうです!脱字でした!!ご指摘ありがとうございます。もし他にも見つけたら教えて下さい!すぐ直します!! (2020年10月25日 7時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 10ページ が特別あるという 特別であるではいのでしょうか? 少々わかりづらいです……… (2020年10月25日 6時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 願いがかない、不安が大きいです。。 (2020年8月29日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 主人公んの気分次第になってとても、うれしいです。 (2020年8月26日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆ | 作成日時:2020年7月2日 23時

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