第八十三話 ページ33
〜A〜
私はどうしたらいいんだろ
どうしようかな
なるべく面倒事はいやだな
となると、私の取るべき行動は後者
鬼舞辻が誰とどこで何をしていようが何とも思わない
今日は諦めてあの小屋で寝よう
骨の一本でも折っておけば二度と襲う気なんて失うでしょ
戻ろうとすると廊下が意外に風通しがよくて、くしゃみで自分の存在をバラしてしまった
開けられた襖
血相を変える姫様と無表情の鬼舞辻
堕姫「い……いつからそこにいたの!?」
「大丈夫です。鬼舞辻が姫様の頭を優しく撫でるとこなんて見てないんで」
一応言い訳はしてみた
信じてもらえなさそうだけど
でもさ?
これってこの二人が悪いよね
人が来るこんな場所で密会するなんてさ
バレないとでも思ってたの?
それってかなり舐めてるよね
それともなに
私公認で浮気してんの?
だとしたらタチ悪すぎない?
最初からそれを言っててくれれば良かったのに
無惨「A。その怪我はどうした」
「え?あーー……」
チラっと姫様を見た
かなり青ざめてる
チクらないって決めてるから、誰にやられたとは言わずに
「階段から落ちただけ」
鬼舞辻は傷を見つめたあと、そこにキスを落とした
「な……っ///」
鬼殺隊を異常者の集まりとか言ってたけど鬼舞辻も充分異常じゃん
こんなの頭おかしいよ
姫様と付き合ってることもそうだけど、本気で私を愛してるみたいな
私に向ける言葉は全部嘘だったんじゃないの
鬼舞辻は更に頭を混乱させるようなことをした
姫様を殴ったのだ
それも顔の形が変わるほどの強い力で
え!?
なにしてんの!?
目の前で起きた出来事に夢を視てる気分だった
えっと……好き同士の二人なんだよね?
ほんとなんで殴っちゃったの?
堕姫「む…むざ……」
あれ食らって起き上がるんだ
この人も大概だな
無惨「堕姫。何故に貴様は私に嘘をついた?」
堕姫?
なんとか姫じゃなかった?
名前を二つ持ってるなんてすごいな
堕姫「お、お言葉ですがその女は……」
無惨「私は、なぜ嘘をついたと問いたのだ」
堕姫「っ……!?も、申し訳ございません」
無惨「答えろ堕姫。嘘をついた上に、答えない理由を」
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麗(プロフ) - 26ページ 最後の無惨のセリフですが、」の位置が違うと思います (2020年10月25日 7時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 麗さん» そうです!脱字でした!!ご指摘ありがとうございます。もし他にも見つけたら教えて下さい!すぐ直します!! (2020年10月25日 7時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 10ページ が特別あるという 特別であるではいのでしょうか? 少々わかりづらいです……… (2020年10月25日 6時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 願いがかない、不安が大きいです。。 (2020年8月29日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 主人公んの気分次第になってとても、うれしいです。 (2020年8月26日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2020年7月2日 23時