第六十八話 ページ18
〜A〜
な……な……なにこれ!!?
月彦さんに連れられたのはキラキラしてて、同じ服を着た綺麗なお姉さんがいっぱいいる
売ってる物も眩しすぎて直視出来ないほど高価
こんな私を連れてきて恥ずかしくないのかな
私はすっごい笑われてるみたいで恥ずかしい
「あ、あの。月彦さん」
無惨「これなんてAさんにお似合いだと思いますよ」
そう言って選んだのは紅い生地で金の牡丹の刺繍が施されていた
値段も桁を間違えているんじゃないかと思うほど0の数が多い
無惨「試着してみて下さい」
店の雰囲気に負けないぐらいのキラキラ笑顔を向けられると断れない
なんで私なんだろ
もしかして……
私と奥さんの背格好が似てるとか?
それでサプライズでプレゼントしたいから私でサイズを測ろうとしてるんだ
私ってめっちゃ冴えてるじゃん(*¯꒳¯*)
いざ着てみると、店内が静まり返った
まさか着方を間違えてる!?
いたたまれなくてすぐにでも脱ぎたくなかった
無惨「これはそのまま着て帰ります」
なんで!?
包まないの?
プレゼントなのに?
店を出て並んで歩いてるとすれ違う人みんなが振り返る
月彦さんはかなりイケメンだから目に焼き付けておきたい気持ちは分かる
無惨「本当に美しい」
人気のない路地に入った月彦さんは、顎を持ち上げて唇を軽くなぞった
「×△¥●&?#」
待って待って
奥さんと間違えてない!?
私はしがない医者の娘ですよ!!
いくら奥さんと重ねてるといえ不義を働くわけにはいかない
かといって顔を引っぱたくわけにもいかないし……
「つ……月彦さん!!」
喉が枯れるぐらいの大声にポカンと固まった
その後すぐに
無惨「この着物は私からのお礼なので是非とも受け取って下さい」
いつもの調子に戻った
なにそれ
からかわれただけ?
意識した私がバカみたいじゃん
「帰ります」
無惨「夜道の一人歩きは危険ですよ」
「大丈夫です!!」
どう考えたって月彦さんと一緒のほうが危ないもん
あんな事を平然とやるなんて神経を疑うよ
それに、勘違いといえ一瞬でも月彦さんを“そういう風”に見てしまったことが奥さんへの罪悪感になった
それでも触れられている
この不整脈の理由は私には分からなくて、ただ……心臓が爆発しそうなぐらい高鳴ってる
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麗(プロフ) - 26ページ 最後の無惨のセリフですが、」の位置が違うと思います (2020年10月25日 7時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 麗さん» そうです!脱字でした!!ご指摘ありがとうございます。もし他にも見つけたら教えて下さい!すぐ直します!! (2020年10月25日 7時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 10ページ が特別あるという 特別であるではいのでしょうか? 少々わかりづらいです……… (2020年10月25日 6時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 願いがかない、不安が大きいです。。 (2020年8月29日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 主人公んの気分次第になってとても、うれしいです。 (2020年8月26日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2020年7月2日 23時