第六十一話 ページ11
ー1ヶ月後ー
〜A〜
夜薙「ねーーちゃーーん!!今日は俺も一緒に行く」
「ええーー……」
夜薙「いいだろ!?荷物持ちするから」
「本当に?」
夜薙「うん!!」
「ダメだけどね((ニッコリ」
夜薙「なーんーでー!!」
ジタバタと駄々をこねる夜薙
夕満「俺もーー!!」
駄々っ子が増えた
二人は力も強いし荷物持ちがいてくれると移動は楽でいい
だから……
「頼りにはなるかな」
夕満/夜薙『じゃあ……』
「うん。嫌」
夜薙「今連れてく流れだったじゃん!!」
「やーよ。遊びに行くんじゃないのよ」
夕満「手伝いだってば」
「蔵辰さんと遊んで留守番してて」
夜薙「えーー!!蔵兄ちゃんは飽きた」
蔵辰「え……飽きられたの僕」
約束の時間ピッタリに来てくれた蔵辰さんは夜薙の悪気のない一言にひどく落ち込んだ
「ほら。謝りなさい」
夜薙「ご、ごめんな……さい」
蔵辰「いや……うん……いいよ。気にしてないから」
その割に顔に出てる
普通に傷つくよね
蔵辰「もう陽が暮れそうだけど本当に行くの?」
「急を要するらしいから」
蔵辰「危ないよ。もし鬼が出たら……」
夜薙「そん時は俺が退治してやる!だから行ってもいいだろ」
「帰りは夜中になるならダメ」
夜薙「ちぇー」
朝音「じゃあ私は?」
「ダメだけど」
朝音「なんで!?私も勉強してるよ」
「そうなんだけどさ」
着いてきても治療は任せられない
勉強してると言ってもまだたった2週間
多少の知識はついたかもだけど、人様の体を診ていいレベルではない
朝音「お姉ちゃんばっかりズルい!!」
「急になによ」
朝音「自分ばっかり新しい着物見てさ」
「見てないよ」
そんな余裕はない
頭の中にあるのはいつだって患者さんだ
医者になったからには出来る限り力は尽くしたいし、治療してあげたい
いち個人には限界があるけど、その分より親身になれる
朝音「鬼に喰べられないでね」
「大丈夫。鬼なんていないよ」
もし本当にいるなら今頃、世界から人間はいなくなってる
鬼の言い伝えは夜に子供が出歩かないようにする嘘だ
母「A」
「ん?」
母「これを持っていきなさい」
「お守り?」
母「事故に遭わないように安全を祈願してるからね」
「う、うん。ありがと」
今までは一度もくれた事ないのに
夜で道が見えずらいからかな?
お母さんの真剣な表情に受け取るしかなかった
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麗(プロフ) - 26ページ 最後の無惨のセリフですが、」の位置が違うと思います (2020年10月25日 7時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 麗さん» そうです!脱字でした!!ご指摘ありがとうございます。もし他にも見つけたら教えて下さい!すぐ直します!! (2020年10月25日 7時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 10ページ が特別あるという 特別であるではいのでしょうか? 少々わかりづらいです……… (2020年10月25日 6時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 願いがかない、不安が大きいです。。 (2020年8月29日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 主人公んの気分次第になってとても、うれしいです。 (2020年8月26日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2020年7月2日 23時