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「A、A…ぁの、猫、好き?此処、その…猫、来る。おっきい、黒の猫。俺何時も、えっと……話してる、です」
『大きな黒い猫…もしかしてフラウロスという悪魔の事でしょうか?』
彼からしてみればショッピさんは大きな猫だと思われていたそうだ
ぶんぶんと首を縦に振っており、やはり彼がショッピさんの言っていた悪魔で間違えない
彼本人から聞いたベルゼブブ軍の話…つまる所彼はベルゼブブ軍の一人である
でもこの話は今しない方が良いと思う
彼の場合……恐らくの予想だが【選択を間違えると瞬き一つする間に首と上半身が離れ離れになる】ような妙な緊張感があるのだ
怖くはない、それは本当だが別の意味で恐怖よりも別の何かが蠢いている
彼のご機嫌取り、なんて聞こえは悪いが私だっていきなり死ぬのは御免だ
ベリアルさんはふとむむむと考えるような素振りと共に声を唸らせていた
そしてぱっと思い付いたのか不意に私の両手を尻尾で掴まれる
そのまま上へ下へと振られるがどうやら彼なりの握手らしく、両手があるのに少し距離を取られたままぶんぶん振られるもやはり気遣いの出来る悪魔で壊れないようにと優しく力加減をしてくれていたようだ
「A、特別!俺、おれベリアル……で、【ゾム】。ベリアル・ゾム、A、ゾム、許可する。呼ぶ、良いで!」
『ベリアル・ゾム…?ゾムさんって呼んで良いって事ですか?ふふ、ありがとうございます。何だかお友達みたいですね』
その言葉を言った途端、ピタリと動きを止めたゾムさん
そしてその視線は私の右手の指にはまる指輪にへと向いており、また何故か尻尾をするすると解いたかと思えば徐にゾムさんは立ち上がった
何も言わずに一歩、また一歩と近付いてくる彼に【恐ろしい殺気】を感じ取ってしまう
身動き一つ取れない私はその場で身体を震わせる
不味い、選択肢を間違え＿＿＿＿＿
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雨桐(プロフ) - にゃーちゃんさん» 初コメありがとうございます。更新渋っていたのでモチベが上がりました!これからも頑張りますので応援の方宜しくお願い致します。 (11月23日 14時) (
レス) id: 24188e2a99 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！とても面白くて、一気読みしてしまいました…！悪魔とかそういうのめちゃくちゃ好きなので嬉しい！更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月22日 16時) (レス) @page31 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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