CHAPTER【3】ベリアルのお気に召すまま ページ40
ショッピさんと出会って数日が経過した
特にこれ、と変わった事はなく朝起きて朝食を食べながら目の前で起こっている何時もの事を気にする事もなくパンを頬張る
目の前…というかテーブルから少し離れた其処ではショッピさんとウツさんがバチバチと何やら言い争いをしているのだ
というのも、彼等の相性は何と最悪だったようで…其れを横目にゲラゲラとお腹を抱えて笑うコネシマさんは止める様子はない
悪魔は興味の惹かれる事を止める事をあまり良しとしないらしく、駄目だと分かっていようが自分の欲を満たす為に行動する事が殆どらしいのではなから期待はしていなかったのだが。
せめて食事が終わってからにして欲しい、気が散って折角の食事が台無しなのだ
……しかもこれが毎日、いい加減堪忍袋の緒がブチと切れそうである
「やからAちゃんに護衛は俺だけでええ言うとるやろ、目障りやからとっとと消えてくれん?」
「はぁ?そっちこそ目障りなんで消えてくれますか、御主人様守んのは俺で事足りてます。」
いい加減どうするかと溜息をついていた所、偶々此方に来ていたトントンさんに怒鳴られ大人しくなった二人に改めてトントンさんの強さを感じた
トントンさんは食事中にすまんなとだけ私に言ってからその視線はゲラゲラと笑い転げていたコネシマさんに注がれている
その視線に気付いたのか笑い転げていたコネシマさんは息を整えてからトントンさんを見上げた
全くトントンさんを二人には見習って欲しい所である
「すまんなシッマ、急用や。【最南端】の奴等が水面下で動いとるらしい、一旦最北端に戻ってきて警戒してほしいとグルッペンから伝言頼まれてんのやけど…何やろう、此奴等二人にAの事を任せんのもなぁって今思ってしもたわ」
「グルッペンが戻って来いって?珍しいな、まあ最南端が動いたんなら悪魔大戦の冷戦状態も動くやろし警戒して当然か。……ああ、彼奴等?確かに戦力的に問題は多分ないやろけど当の本人等がアレやとな。せめてもう一匹位悪魔が居ったらちゃうかもしれんけど、グルッペンの所にトントンだけなんももしかしたら狙われるかもしれんって所か、悩ましい所やわ」
どうした事か、と頭を抱えるトントンさんを他所にコネシマさんは黙り込んで何かを考えているようだった
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雨桐(プロフ) - にゃーちゃんさん» 初コメありがとうございます。更新渋っていたのでモチベが上がりました!これからも頑張りますので応援の方宜しくお願い致します。 (11月23日 14時) (
レス) id: 24188e2a99 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！とても面白くて、一気読みしてしまいました…！悪魔とかそういうのめちゃくちゃ好きなので嬉しい！更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月22日 16時) (レス) @page31 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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