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「あの城で迎えに行く迄ずっと待っていて欲しい、そうソロモンは言いました。あの城とはつまり此処…【最東端の魔王城】です。どんな形であれ俺を迎えに来てくれると、だから俺の元へその指輪を持って来てくれた御主人様は御主人様です。ソロモンは死んだ、然しその死体は俺の元にはありませんが。彼の友人としての約束を果たしてくれた、全く悪魔に約束だなんて身の危険も顧みないとんだお馬鹿さんですよ……まぁこれ位っすかね、ちょっと長くなっちゃいましたけど」
『いえ、長々と丁寧にありがとうございますショッピさん。お陰でソロモンさんがどんな人なのか知る事が出来ました…あれ、どうしたんですかコネシマさん、それにウツさんも。』
長々と言葉を話したショッピさんを横目に鳩が豆鉄砲でも喰らったような顔をしているお二方
然しながらソロモンさんは本当に変わった人のようだ
悪魔を人間として扱い、友人になるだなんてとても考え付かないような事
只そんな彼の持ち物である指輪を私が持っていて、何の因果か此処へ辿り着いた
もしかしたらソロモンさんは未来でも視えていたのではないかと疑ってしまう程だ
にしても本当にソロモンさんはそんなに多くの悪魔と契約をしていただなんて、しかもその目的が【友人になって欲しい】という願いだなんて。
純粋で、だからこそ神様や天使様からも恩恵という名の加護というものを受けられていたのやもしれない
昔ではそんな御伽噺、と言えるものでもこうも悪魔というものを見てしまえば神様や天使様だって居るのだろうと確信してしまう
にしても悪魔と協力して造った神殿とは、もしかして今も存在しているあの神殿だろうか。
まあそうだろう、世界でたった一つしか存在しない神殿…あれをソロモンさんが…
「【ソロモンの最期】を見たのは一体誰なんや…お前じゃないんやろフラウロス」
「ええ、俺じゃないと思いますよ。【俺は何故か少し遠くの森で一人佇んで居ました】から_其処へ行った記憶は無いです、恐らく自分の死期を悟ったソロモンが使った魔法かと。」
ホンマにそうなんか…?と疑問に思っているのか腑に落ちないような顔をしたコネシマさんと、そんなコネシマさんの隣でショッピさんを見つめるウツさんの姿
ショッピさんは特に何をする事もなかった
……どうしてだろう、何処か先程の話で腑に落ちない部分がある
コネシマさんとは違う別の所の、違和感が。
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雨桐(プロフ) - にゃーちゃんさん» 初コメありがとうございます。更新渋っていたのでモチベが上がりました!これからも頑張りますので応援の方宜しくお願い致します。 (11月23日 14時) (
レス) id: 24188e2a99 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！とても面白くて、一気読みしてしまいました…！悪魔とかそういうのめちゃくちゃ好きなので嬉しい！更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月22日 16時) (レス) @page31 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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