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悪魔との契約、その言葉に身震いした
悪魔と契約すると一般的には生半可なものではないと聞くが、本当にそうなのだろう
【対価】によって変わったり叶えられるものと叶えられないものがあったりとするのだろうが、ソロモンさんは一体どんな契約をしたのだろうか
「……ソロモンは、めっちゃ変わり者やで。多分Aちゃんが考えてるような事ではないと思うけど彼奴は悪魔と契約する度に対価を求められるやろ?でも人間の身一つで対価ってそうも多くないとは思わん?やのにソロモンには72体もの悪魔が契約をした」
「悪魔に対価ってのは大抵【命】とかを捧げる人間が殆ど、というのも悪魔に頼み契約するのは【最終手段】としてる人が多いからな。やけどソロモンは命だけは絶対に対価にはせんかったよ、折角契約したのに直ぐ終わりじゃつまらないじゃないかってな。…ホンマに、変わり者やった」
瞳を閉じて物思いに耽るウツさんを横目に、黒豹の悪魔_基ショッピさんは対して興味も無さそうにして私へ視線を向けている
ソロモンさんはとても変わった人、悪魔にそう言われるなんて本当に変わり者だったのだろう
悪魔と人間の価値観はあくまで違うものだし、もしかしたら私のように興味を惹かれて契約した悪魔も多かったのかもしれない
ウツさんはそのまま勢いを止める事なく熱弁を始めたので今はそっとしておき、近くに来たコネシマさんと共にショッピさんを交えて三人で話を進める事にした
「ソロモンは前迄の御主人様、今の御主人様は貴女何ですよね?俺は貴女に従います、御主人様…さぁどうぞ俺にご指示を。」
『いや、その…ご指示とかを言われましても特に思いつく事はないです。あ、ならショッピさんの事を教えて下さい。と言うのも私…悪魔とか全然詳しくなくてですね、ウツさんもコネシマさんもトントンさんも含め皆さんがどんな悪魔で、どんな事をして、どんな事が苦手で、どんな事が得意か…好きも嫌いも全く分からない無知なので_』
「俺の事ですか?ご、御主人様が俺の事を知りたがっているやなんて…全然良いっすよ、寧ろ聞いて下さい御主人様。御主人様にもっと知ってもらってもっともっと俺を頼って欲しいですから…御主人様だけが俺の生き甲斐なんです。」
では先ず、俺の事についてですね。と真剣な眼差しで話し出すショッピさんの話を大人しく聞く事にした私達であった
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雨桐(プロフ) - にゃーちゃんさん» 初コメありがとうございます。更新渋っていたのでモチベが上がりました!これからも頑張りますので応援の方宜しくお願い致します。 (11月23日 14時) (
レス) id: 24188e2a99 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！とても面白くて、一気読みしてしまいました…！悪魔とかそういうのめちゃくちゃ好きなので嬉しい！更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月22日 16時) (レス) @page31 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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