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『で、でも契約はソロモンさんが結んだんですよね?私は結んでませんし…』
「まあでもその話には続きがあるんやAちゃん、ソロモンはな…死ぬ直前に【望んだ全悪魔との契約を破棄した】。ソロモンが使役した悪魔は全部で72体、72柱とも言われてる。そん中でもソロモンに付き従い契約を破棄してへん悪魔が現在も継続して契約してる事になる。俺もその一人やし、まさか俺以外にも契約を破棄してない悪魔が居るなんて…」
話を要約すると、ソロモンさんは死の間際に契約を破棄したいと望んでいた全悪魔との契約を望み通り破棄した
然しながら契約を破棄せずに死んでも尚その契約を継続している悪魔が居るという事
其れに契約しているいないはソロモンさんと契約している悪魔と契約した本人にしか分からないのだと言う
だからこそ分からなかった、つまりこの指輪を通して契約しているという事は今の持ち主である私と契約しているも同義なのである
にしても驚いた、ウツさんもその一人だなんて。
黒豹の悪魔はスリスリと顔を私に寄せて「御主人様、漸く来てくれたんすね…嬉しい」と話しているではないか
身に覚えのない呼ばれ方に違和感しかないしどうすれば良いのだろう
何て頭を脳内で抱えていれば騒ぎを聞き付けたのか、声が喧しかったのかは分からないがコネシマさんが何や朝っぱらから……と眠そうに欠伸を零しながら私の部屋の前までやって来ていた
「ちょ、シッマ聞いてや。此奴ソロモンと契約してた上級悪魔やった…契約破棄してへん悪魔や」
「はぁ!?お前以外にそんな物好き居んのか…成程な。昨日の素振りからするにソロモンの指輪を持つ主人を護るのは間違いない、契約を継続中の悪魔や。良かったやんウツ、仲間やで仲間」
こんな奴と仲間なんて嫌やぁ!と叫ぶウツさんに苦笑いを浮かべながら、私の視線は黒豹の悪魔にへと向いていた
そう言えば黒豹さんと呼ぶのも何だか申し訳ない気がして、私は彼に名前を尋ねる
もうこうなったら慣れるしかない…きっと黒豹の悪魔は折れてくれないのだから
黒豹の悪魔は嬉しそうにした後、名前を教えてくれた
「俺の名前は【フラウロス・ショッピ】です御主人様。御主人様以外どうでもいいんで何でも言うて下さいね。…邪魔な悪魔を殺したり、御主人様の為に死ねと言われたら死にます、和解したいなら和解をする口実を作ります。何でもどんな事でも叶えますよ_それが【悪魔との契約】ですから」
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雨桐(プロフ) - にゃーちゃんさん» 初コメありがとうございます。更新渋っていたのでモチベが上がりました!これからも頑張りますので応援の方宜しくお願い致します。 (11月23日 14時) (
レス) id: 24188e2a99 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！とても面白くて、一気読みしてしまいました…！悪魔とかそういうのめちゃくちゃ好きなので嬉しい！更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月22日 16時) (レス) @page31 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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