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「何かが原因で魔力が枯渇してて話されへんとかそういうのかもしれへん。黒豹の悪魔…うーん、やっぱりどっかで見覚えがあるような気ぃするんやけど」
「誰も話されへんとは言ってませんよ、話すのが面倒なだけっす」
え、と声が漏れた
話したのは当然私ではない
話したのは何と黒豹の悪魔だったのである、当然ウツさんも驚いていた
話すのが面倒で話さない悪魔とはこれまた悪魔らしいと言うか何と言うか…兎に角言葉を話す黒豹の悪魔はウツさんに視線を向けていたが直ぐに私へと視線を逸らし、私の側へベッドから降りては寄ってきた
「話せるんか…じゃあやっぱりトントンの結界壊したんは紛れもなく此の悪魔やな。お前何者なんや?その様子やと無所属の上級悪魔やろお前」
「無所属?ちゃいますよ、俺はずっとずっとずぅーっと御主人様にお仕えしてるんです。ねぇ、御主人様」
御主人様、と言いながら私に身体を寄せてくる黒豹の悪魔に戸惑いが隠せない
御主人様だなんてなった覚えもないし誰かと絶対に間違えている、そうとしか思えないのだ
私は首を振りながら御主人様ではないです、と伝えても黒豹の悪魔はうんともすんとも言わないのだから困ったものである
ウツさんはそんな様子を見て何か考え出したかと思えば「あ、お前!思い出した、思い出したわAちゃん」と言うものだから彼の記憶には此の黒豹の記憶があったのだろう
私は意を決してウツさんの言葉を聞く事にした
「此奴、【ソロモンが契約してた悪魔の一体】や。……Aちゃんに実は言ってなかったんやけどその契約はソロモンの指輪を通して行われてるからソロモンが居らんくなってもその指輪が壊れたりソロモンが契約を破棄してなかった場合契約は永遠に続いとる事になるんよ……やからかな、ははは。」
『そういう大事な事は一番初めに言って下さいウツさん!』
拝啓、何処かの誰かへ
私……悪魔と何時の間にか契約していたようです
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雨桐(プロフ) - にゃーちゃんさん» 初コメありがとうございます。更新渋っていたのでモチベが上がりました!これからも頑張りますので応援の方宜しくお願い致します。 (11月23日 14時) (
レス) id: 24188e2a99 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！とても面白くて、一気読みしてしまいました…！悪魔とかそういうのめちゃくちゃ好きなので嬉しい！更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月22日 16時) (レス) @page31 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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