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『何もされてないですよ。……あ、そう言えばウツさん。昨日から言っている悪魔の階級って何があるんですか?』
「ああそや、Aちゃんは悪魔の事何も知らんのやったか。えっとな、悪魔の階級は下から順に下級、中級、上級…上級の中でも下から侯爵、君主、王の全部で六つあるんよ。まぁでも侯爵と君主と王の実力はそんな変わらんかな」
成程…と私は昨日使っていた本にメモを取っていく
この本は携帯出来るサイズなのでポケットにでも入れて何時でもメモ出来るようにしていたのだ
只ペンは羽根ペンは携帯するにもちょっと…という理由で部屋では羽根ペン、他に持ち出して書く際は携帯出来る羽のついたボールペンで書いている
この羽はどうやら特殊な羽根で、インクが尽きないようにする魔法がかけられた羽根らしい
市場等で仕入れる事が出来るらしいが、私は魔界のお金等持っている筈もなく現在グルッペンさんに借金をして日用品や家具等を用意してもらっていたのだ
当然そんな都合良く無料でとはいかず、利息付きで何時でも返済を待っているぞと書かれた契約書がトントンさんと別れる際に渡された
ふむ、話が逸れたがメモを取り終わった私は改めてウツさんを見る
ウツさんはぎゃいのぎゃいのと黒豹に言っているが、何時の間にか起きていた黒豹にぷいとそっぽを向かれている現状だった
「何や此奴は…Aちゃん、此奴多分やけど【侯爵】位の強さの悪魔や。只其処迄強い悪魔やと大体は勢力的にどっかの部下に着いとる筈なんよ、ああ…勢力ってのは昨日グルちゃんが言うてた最北端と最南端と最西端の三つの勢力の事。俺はちょっと特殊で野良の悪魔なんやけど…此奴も特殊で野良の悪魔やって言うんか?少なくともシッマとトントンの反応から見るにグルちゃんの軍には所属してへんのやろな。でも最南端と最西端に所属してるようにも思えん…」
『そんなに強いんですかこの子、知らなかった…所でウツさんも上級の悪魔何ですよね?ウツさんもその侯爵何ですか?』
ああ、ちゃうよ…【王】かな。
何て言ったウツさんは少し視線を逸らして哀しげに目を伏せていたが、直ぐに何時ものウツさんに戻りにこ、と笑みを浮かべる
でも彼が言うには侯爵も王もそんなに実力差はないと言っていたし、そんなに強い悪魔だったなんてと改めて驚いてしまった私は私をじぃと見つめる黒豹に視線を向けていた
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雨桐(プロフ) - にゃーちゃんさん» 初コメありがとうございます。更新渋っていたのでモチベが上がりました!これからも頑張りますので応援の方宜しくお願い致します。 (11月23日 14時) (
レス) id: 24188e2a99 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！とても面白くて、一気読みしてしまいました…！悪魔とかそういうのめちゃくちゃ好きなので嬉しい！更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月22日 16時) (レス) @page31 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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