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瞼を開きながら、眠たい目を擦り意識をはっきりとさせる
ふと隣を見てみると昨日は小さかった黒豹の悪魔が2m程の大きさになり私を護るように眠っていた
何時の間に大きくなっていたのだろう、ベッドがとても大きくて助かったななんて思いながら起こさないように起き上がりベッドから退いた
部屋に備え付けられた風呂へ入り、身嗜みを整え髪を乾かし服を着替え(サイズが流石に分からなかったのか違っていたので下着諸共魔法で自分に合うようサイズを変えた)一息つく為部屋にある窓を開ける
窓を開けると花の香りが此処まで届き、更には昨日居た噴水が見える位置にある私の部屋
噴水周りの花は相変わらず枯れているが噴水は綺麗になっており、水さえ何とかすれば噴水としての元の機能を取り戻せそうだ
場所的に此処は三階辺りで、流石に窓から飛び降りると死ぬ
逃げ出す時は…と考えていたが今は取り敢えず考える事を辞めておくことにする
そんな時部屋の扉がコンコンコンとノックされ、扉の外から「Aちゃん起きてる?入っても大丈夫?」とウツさんの声が聞こえたのでどうぞと返事をすればウツさんが中へ入って来た
私におはようと声をかけてきたのでおはようと返したのだが、彼の視線は直ぐに私のベッドの上に向いている
何だか面倒な事になりそうな予感がしたので知らぬフリをしておく事にした
「Aちゃん!?こ、こ、此奴と何で寝たん!?此奴悪魔やで、何するか分からん奴や!…でも可笑しいな、此処にはトントンの結界があって並大抵の悪魔は入れもせぇへんねんけど_あれ?トントンの結界消えとるやん、は?中級が君主レベルの魔法消したって事?お前何者や!」
面倒な事になってしまった
にしてもウツさんの話だと私が襲われないように対悪魔結界をトントンさんがこの部屋にかけてくれていたらしい
だが、其れは何とこの黒豹の悪魔が消してしまったらしいのだ
中級の悪魔が君主レベルの…と言っていたし君主というのは相当上の悪魔なのだろう
ぽけ、として彼等を見つめていた私はいきなり此方に向いたウツさんの視線にビクリと反応しながらも特に何もされてないので首を振ればウツさんは溜め息をついていた
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雨桐(プロフ) - にゃーちゃんさん» 初コメありがとうございます。更新渋っていたのでモチベが上がりました!これからも頑張りますので応援の方宜しくお願い致します。 (11月23日 14時) (
レス) id: 24188e2a99 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！とても面白くて、一気読みしてしまいました…！悪魔とかそういうのめちゃくちゃ好きなので嬉しい！更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月22日 16時) (レス) @page31 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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