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『…え、え!?私が其処に住むんですか!?そんな、お城なんて…其れに最東端って何もないって言ったばかりじゃないですかグルッペンさん、私全然何も知らないのに…』
「ははは!然しながら【無理だ】と断る事はしないんだな。此処で二つ目の回答フェーズにいくとしよう、次の回答は【君が此処の魔界へ呼ばれた理由】についてだ。君は【その指輪】を持っている、其の指輪の名は【※ソロモンの指輪】と言ってだな…【どんな悪魔をも従わせる事が出来る】という能力を持っているのだ。其処のアスモデウスや俺の従者のパイモン、そしてダンタリオンが契約をした実際例だな」
私は改めてこの指についた指輪を見つめた
悪魔を従わせる事が出来る指輪?何故そんなものが私の指に有るのだろう
其れに此処に居るウツさんやパイモンさん、遠くから何も言わずに眺めていたダンタリオンさん迄もがこの指輪を通して従っていたと言うがこの指輪の元の持ち主はそんなに凄い人だったのかと感嘆の声が思わず漏れた位だ
そういえばこの指輪は私の元へ来る前は何処の誰が使っていたのだろう、と声を出す前に今迄静かにしていたダンタリオンさんが口を開き「其の指輪は本来【※ソロモン】って言う【知恵の王】が持ってたやつや。」と挟む
ソロモン…其の言葉に酷く聞き覚えがあるような、気の所為だと無理矢理気を逸らして紛らわせる
にしてもそんな凄い知恵の王様のソロモンさんの私物が私の指から抜けてくれないのかは分からない
「当然その指輪の力を狙い数多くの悪魔が君を襲いに来る、我々は別にそんな気はない。何なら【協力】する形を取りたいと考えている。最近魔界にも飽き飽きしていてだな、君のようなスパイスがどう影響し変わるのかを見届けたいというのが一つ。そしてもう一つは【ソロモンの指輪をどう使うのか】が気になる点だ。」
「そんな言葉や契約書とかでも悪魔は信じられへんやろ、そうやなぁ…形で此方としても敬意を見せたらええわ。そういう訳やからダンタリオン、お前今日から最東端の魔王城にお世話になってくれ。お前の能力も助けになる」
……は?と場違いなとぼけ声が聞こえた
その声の正体は言わずもがなダンタリオンさんで、目を点にして吃驚している
にしても今日から最東端の魔王城に住むだなんて、グルッペンさんは本当に変わり者だ
何だかダンタリオンさんが言っていた事も理解出来たような気がする
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雨桐(プロフ) - にゃーちゃんさん» 初コメありがとうございます。更新渋っていたのでモチベが上がりました!これからも頑張りますので応援の方宜しくお願い致します。 (11月23日 14時) (
レス) id: 24188e2a99 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！とても面白くて、一気読みしてしまいました…！悪魔とかそういうのめちゃくちゃ好きなので嬉しい！更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月22日 16時) (レス) @page31 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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