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「む、ルシファーさんなんて堅苦しいではないか。俺の事は気軽にグルちゃんとかで良いぞ」
「良くありませんルシファー様、全く貴方様は【※魔王】の自覚がおありですか。そもそも……ああもう面倒い!グルッペンがそんなんやったら俺も砕けて話した方が楽やわ、えーっと…A・カットナーって言うたな。俺は此の馬鹿の従者、名は【パイモン・トントン】や」
砕けた話し方で話しかけてくれたルシファーさ…いや、グルッペンさん
そして遠くから呆れたようにやって来たのは先程まで眉間に皺を寄せやれやれとため息をついていた方だった
従者と、それにグルッペンさんが魔王…?従者のパイモンさんの話だとそういう事になる
そもそもどういう意味なのか、此処は何処なのか、どんな世界なのか、色々と聞きたい事が山積みだった
逆に悩みがありすぎて何から問い聞けば良いのかも分からない
只先程と同様に【死】への恐怖等は1mmもなかった
パイモンさんにも一礼し、改めてグルッペンさんへと向き直る
『あの、此の世界って元の世界とどう違うんですか？それに魔王城って…其れに貴方が私を此処へ呼んだ理由も全く検討がつきません。』
「まあ確かに急に此方に説明も無しで良く来てくれたと思う、良いだろう。俺直々に話す_先ず簡単に要約すれば此処は人間界の言う【※魔界】というやつだ。【魔族】が住み暮らす世界だな、住民は殆ど【悪魔】…まあお前程の奴ならそう滅多にぽっくり逝く事はないだろうが人間界と違う事だけは理解しておけよ」
次に、とグルッペンさんは続ける
この魔王城は【※最北端の魔王城】である事
この魔界は現在三つの勢力に分布し別れている事
他にある魔王城は【※最南端の魔王城】、【※最西端の魔王城】の二つだという事
そして…【※最東端の魔王城】は【存在するが存在しない】との事だ
現在魔界は次期大魔王を決める為の権力争いが勃発しているらしく、もう五十年近く続いているらしいが未だに決着はついていないらしい
この戦いを【※悪魔大戦】というのだとか。
「この最東端にある魔王城…其処は長年誰も住んでいない。東には何も無いからな、村も街も…只綺麗な花畑だけが咲き誇っている。」
「この花畑は本来魔界に咲く事のない花、未だに一度も枯れた事がない珍しい花やから興味があるなら見てみたらええわ」
_其れに、今日からAさんは其処に住むんやから
なんて大事な事を適当に言われた気がする
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雨桐(プロフ) - にゃーちゃんさん» 初コメありがとうございます。更新渋っていたのでモチベが上がりました!これからも頑張りますので応援の方宜しくお願い致します。 (11月23日 14時) (
レス) id: 24188e2a99 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！とても面白くて、一気読みしてしまいました…！悪魔とかそういうのめちゃくちゃ好きなので嬉しい！更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月22日 16時) (レス) @page31 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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