4話 ページ4
朱「ねえ、この担任ホームルーム長くない？」
朱夏は怪訝そうな顔でそう言った。
たしかに長い。廊下からは他クラスの子達が
既に終礼を終えて談笑する声が聞こえてくる。
朱夏はつまらなくなったのか
とうとう絵を描き始めた。
正直クラスの皆も飽き始めてしまって、
ひそひそ話をしたり話を聞いていなかったりと
とても初回のホームルームとは思えないくらい
先生の話を聞いている人は少なかった。
私も内心早く終わらないかななんて
思い始めていて、新入生達が校庭で
写真撮影をしている様子を窓の上からぼんやり眺めていた。
その時、急に廊下の騒ぎ声が大きくなった。
朱「あら佐藤さん、お宅の王子の
お出ましじゃないの？」
朱夏はニヤニヤとした顔をこちらに向けながら
馬鹿にしたように言ってくる。
「また他人事だからってそんなこと言って。
普段苗字で呼んだりしないのに人を
おちょくる時だけ苗字使ってくるじゃん」
彼女はこういう時だけ苗字で呼んでくる。
「まあいつもの事だからもう驚かないよね。
あいつのせいで苦労してるこっちの身にも
なって欲しいなとは思うけども」
駿は転校してきて以来ずっとこうだった。
もちろん私も最初の方はかなり気にしていたし
朱夏の目の前で泣きじゃくって困らせたこともあった。
でも周りに睨まれてしまうからといって
彼のことを避ける気にはならなかったし、
"道枝くんと関わるな"と脅されても
屈する気はさらさら無かった。
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みーたん(プロフ) - 千夏さん» 頑張りますね！今後とも応援よろしくお願い致します。 (2019年10月24日 23時) (
レス) id: 2d6664e1b5 (このIDを非表示/違反報告)
千夏 - みーたんさんお返事ありがとうございますε=ε=(ﾉ≧∇≦)ﾉすてきなアオハルができるように頑張ります笑 これからも更新楽しみにしていますので頑張ってくださいね！ (2019年10月21日 22時) (レス) id: 376e3536a5 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - 千夏さん» 坂道で走るトレーニングをすればついていけるかも知れませんね笑千夏さんも素敵なアオハルが出来ますように。これからも楽しんでいただけるように更新していきたいと思います。のろまな作者ですがお付き合い下さいませ。 (2019年10月21日 17時) (レス) id: 2d6664e1b5 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - 千夏さん» コメント嬉しいです！いつも読んで下さりありがとうございます！確かにイケメンで、でも足早すぎて着いていくの辛いってどんな気持ちなんでしょうかね笑夢主ちゃんは幼馴染ということもありイケメンさには耐性がついてしまっているかもですね笑 (2019年10月21日 17時) (レス) id: 2d6664e1b5 (このIDを非表示/違反報告)
千夏 - わたし道枝君がすきなのでとても面白いです！こんなアオハルしたいなぁとか思ってます笑笑これからも更新頑張ってくださいね！応援しています(^ー^) (2019年10月20日 20時) (レス) id: 376e3536a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーたん | 作成日時：2019年9月30日 20時
