17話 ページ17
朝、何度もなるアラームの音で目覚めた。
いくら時計に手を置いて手探りで止めようと思っても全く止まらない。
おかしいなと思って目を開けてみるとどうやら私の時計では無いらしい。
結局昨日はお風呂に入って最低限の用意をしただけで眠気に抗えなくなったので、目覚ましをかけることなく寝てしまった。
そうなると犯人はあいつしかいない。
クーラーをつけるのは寒いし、何もしないと暑いし、微妙な気候だから彼も窓を開けて寝ていたのだろう。
早速電話をかけてみる。
｢…もしもし｣
電話口から眠そうな声が聞こえたと同時に目覚ましの音は止んだ。
｢お宅の目覚ましうるさいんです。こんな早くにご近所迷惑なんでどうにかしてください。｣
昔から駿の目覚ましは耳壊れるんじゃないかなっていうくらいうるさい。
本人いわくあれぐらいにしないと起きられないんだとか。
起きる時間が一緒の日はいいけど、駿の朝練がある日とかは普通に迷惑。まぁ私が窓閉めればいいって話なんですけどね。
｢…はい、すみません｣
｢起きましたか？｣
｢起きました。｣
｢じゃああとで玄関前ね｣
私達の中では習慣みたいなものになっているのが愛犬たちのお散歩だ。
朝の時間が同じ日は私達がお散歩当番にされているので、2人で待ち合わせて行くのが決まりだったりする。
｢おはよう、駿｣
｢おはよ｣
扉の向こうからやってきた彼はボサボサした頭
にメガネ姿でまだ少し眠そうだった。
｢メガネの駿見たらみんなびっくりだね｣
｢コンタクトつけへんとお外モードにならへんのよ｣
｢なんなんそれ笑｣
いつもよりキラキラ感が薄いもさっとした駿が見れるのは、幼なじみの特権なのかなと少し嬉しかったりもする。
昨日の夜中から明け方にかけて軽く雨が降っていたみたいで、散った花びらの上には所々雫が残っていた。
そんな中わんこ達が地面に落ちた花びらを踏みながら、めいいっぱいに足と尻尾を動かしてるのは愛らしくて、私の癒しタイムだ。
床にも空にも広がるピンクに思わず胸が踊る。
｢桜綺麗だね。｣
｢そうやな、ていうかAって小さい頃から桜好きよな。｣
｢だって惹き付けられる感じがするじゃん？散っちゃう前に見とかなきゃなって思うよね。｣
桜の木を見上げながらその美しさに浸る。
その時ワンワンっていうリリーの鳴き声が聞こえたと思えば、急に引っ張られた。
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みーたん(プロフ) - 千夏さん» 頑張りますね！今後とも応援よろしくお願い致します。 (2019年10月24日 23時) (
レス) id: 2d6664e1b5 (このIDを非表示/違反報告)
千夏 - みーたんさんお返事ありがとうございますε=ε=(ﾉ≧∇≦)ﾉすてきなアオハルができるように頑張ります笑 これからも更新楽しみにしていますので頑張ってくださいね！ (2019年10月21日 22時) (レス) id: 376e3536a5 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - 千夏さん» 坂道で走るトレーニングをすればついていけるかも知れませんね笑千夏さんも素敵なアオハルが出来ますように。これからも楽しんでいただけるように更新していきたいと思います。のろまな作者ですがお付き合い下さいませ。 (2019年10月21日 17時) (レス) id: 2d6664e1b5 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - 千夏さん» コメント嬉しいです！いつも読んで下さりありがとうございます！確かにイケメンで、でも足早すぎて着いていくの辛いってどんな気持ちなんでしょうかね笑夢主ちゃんは幼馴染ということもありイケメンさには耐性がついてしまっているかもですね笑 (2019年10月21日 17時) (レス) id: 2d6664e1b5 (このIDを非表示/違反報告)
千夏 - わたし道枝君がすきなのでとても面白いです！こんなアオハルしたいなぁとか思ってます笑笑これからも更新頑張ってくださいね！応援しています(^ー^) (2019年10月20日 20時) (レス) id: 376e3536a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーたん | 作成日時：2019年9月30日 20時
