- 幼児 ページ14
ー
仕事終わり、
予定通り板柿くんの元へ行こうと準備をする。
中村「ねえ」
うみちゃんに声をかけられた
A「なに？」
中村「なんでメイク直しなんてしてんの？」
A「え、人様に会うからでしょ」
中村「俺らの時はそんなのしないじゃん」
A「だってもう、すっぴん見られたことあるのに気にする意味なくない？(笑)」
中村「それはそうだけどさぁ、」
A「…もういい？わりと急いでるんだよ、私」
中村「やだ」
そういってうみちゃんはまた私のことを抱きしめた
苦しい。このまま一緒にいてあげたいとも思う
でも、板柿くんが待ってるから。
A「…ねぇ、幼児モード入るのやめて？私はうみちゃんのママじゃないよ〜？」
中村「だって最近俺があげたアクセサリーもつけてくれてないじゃん、ひどい」
ギクッ、
そう、私は最近、
うみちゃんにもらった
指輪とネックレスをつけるのをやめた。
何故かって、
視界に入るだけでうみちゃんが思い浮かぶから。
忘れるためには、外すしかないと思った。
中村「だってまつくのはつけてるじゃん、このブレスレット」
ブレスレットを軽く持ち、ほいほいと揺らされる
A「…そうだね、ごめんねうみちゃん」
中村「ごめんねとかじゃなくて、理由教えてよ。やっぱ嫌いになったの？俺のこと」
A「嫌いなわけないよ」
中村「じゃあ、なんでよ。何で外すの。つけてくれないの」
A「ごめん」
中村「ごめんじゃわからないって」
ああ、こまった。これはあんまり良くない雰囲気だ。
A「とにかく、私急いでるから。離して？」
中村「絶対いや」
A「ねーえ、ほんとに！！」
抜け出すために体を横に揺らしてみる。
けれどうみちゃんの力は全く弱まらない。
ああ、もう本当にどうしよう。
みんな帰っちゃったから
止めに来てくれる人もいないし。
中村「…そんなに、行きたいの？」
A「そりゃそうでしょ、仲良くしてるんだから」
中村「俺といるより楽しいの？」
なんとも言えない質問が心にグサッと刺さる
A「…変な質問しないで」
中村「即答、できないんだ」
A「離して、とにかく」
うみちゃんの力が弱まり、やっと解放される。
ほんとに、時間やばい。急がないと。
でもこのまま無言で去ったらまた気まずくなっちゃうから、とりあえず「また明日ね」とだけ伝えてその場を後にした。
ー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 291人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「TravisJapan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
推しとリアコは別JAPAN(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！美紀さんも、お気をつけください。 (2021年3月8日 16時) (
レス) id: e1ea409579 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - TravisJapan大好きですしめちゃんとのえる君と宮近君寄りのオール担当です最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年3月6日 13時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：推しとリアコは別JAPAN | 作成日時：2021年3月3日 0時
