いちばん近くて、いちばん遠い。I【虎】

- また夏 ページ39

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シャチ、可愛い。てかすごい。

この後浴びることになるテールバーストのことなんて忘れて、普通に興奮して、魅入ってしまう。

他のみんなも、すげー！かっけえー！と、
純粋にシャチのパフォーマンスを楽しんでいる。

松倉「みて、めっちゃかっこいい！」

隣にいるまつくは、
まるで少年のように目をキラキラ輝かせている


でもそれがずっと続くわけじゃない。


松田「うわぁぁぁぁぁぁ！！」

シャチ、突然の奇襲。

驚く間も無く、シャチは私の目の前で
大ジャンプを繰り返し、水しぶきを浴びせてくる。

全員「さっみー！！！！」

しずさんはそこらじゅうを走り回って、
率先的に水を浴びに行ってる。バケモン…

何度も何度もシャチの攻撃を喰らううちに、
自然とみんな顔がこわばってくる。


中村「やばい、絶対テールバーストくるぞお！！！」

飼育員「行きます」

中村「ほら、行きますって言ったあ！！！」

飼育員さんと私たちのテンションの差に、
1人静かにツボる。



中村「何笑ってんだよA、身構えとけよ！！テールバーストくるんだぞ！！」

うみちゃん、いつにも増してテンションが高い




…来た。テールバーストのお時間だ。

全員「アアー！！！！！」

全員「ワアーーー！！！キャー！！！！」

松田「もういい！もういい！もういい！」

中村「ファーっ！ファーっ！ファーっ！」


もはやどちらが動物かわからなくなっている…





川島「…それでは、集計に行きたいと思います！」


やっと…終わった…！


結果、私はまつくに続いて下から2位で、ご褒美が待っている上位3名には入れず。
見事入ることができたのは、しずさん、しめちゃん、ちゃかちゃん。



負けてしまった私を含む残り5人は、
背中でイルカさんを感じることに。



宮近&七五三掛&吉澤「ふぅー！！いいねー！！かわいい！」



3人がイルカを見てテンションが上がっているのを背中で感じる。



中村「あともうちょっとだったのにな〜」


松倉「俺も後もうちょっとだった！」


川島「ビリが何言ってんだよ(笑)」



ふ。
背中でイルカさんを感じるのも、案外悪くない。



A「また夏みにこればいいよ、みんなで」



中村「…そうだねぇ」



…




川島「それでは宮近さん、本日の総評をお願いします！」


宮近「テールバースト、ヤバースト！…以上！」

全員「Travis Japanでしたー！」




はじめてのYouTube撮影。
変な企画だったけど、良い思い出になったな。




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